はらぺこあおむし | 雑学ぶろぐ

はらぺこあおむし

先日、本屋で、

↓この本が目に留まりました目

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「懐かしいな~」と

思わず手に取りましたニコニコ

皆さんも一度はこの絵本を

目にしたことがあるんじゃないですかはてなマーク

小さい頃、よく読みましたにひひ

懐かしさのあまり、

買ってしまった・・・ガーン

この絵本の「はらぺこあおむし」のストーリーは

いたってシンプルですかお



日曜日の朝に卵からかえったあおむしは

お腹がペコペコです。

あおむしは食べるものを探し始めます。

月曜日にはリンゴを一つ、

火曜日には梨を二つ・・・、

あおむしは毎日食べ続けます。
 
土曜日には食べ過ぎてお腹を壊してしまいますが、

日曜日にお腹が治ります。

あおむしは、すっかり太ってしまい

さなぎへと変化します。

そして、綺麗な蝶に変身したのでした。




シンプルなストーリーで、

美しい色彩で描かれて、

しかも仕掛け絵本で、

あおむしが食べた箇所は穴が開いています。

非常に完成度の高い絵本と称されます合格


『はらぺこあおむし』(原題:The Very Hungry Caterpillar)は

アメリカの絵本作家エリック・カール氏が1969年に

出版した幼児向けの絵本です。

日本では森比左志訳で偕成社より発売されています。


実は、『はらぺこあおむし』の原案では、

緑色の虫が、本に穴を開けながらいろいろなものを食べ、

最後にまるまると太った姿で終わります叫び

なんと、あのラストの「蝶」が無かったんですビックリマーク

虫が嫌いな編集者の

アン・ベネデュース女史がこれを読んで、

「あおむしはどうなったの」と言われ、

エリック・カール氏はアイデアを練り直しました。

その結果、

「あおむし」から「さなぎ」に変化し、

そして色鮮やかな「蝶」になり

飛び立つというラストシーンが生まれたそうです。

その様な経緯で

1969年に『はらぺこあおむし』の初版が

出版されました(邦訳の初版は1976年)。

そして、

1985年に全面的に描き直されています。

初版当時の印刷技術があまり良くなく、

色の再現性が悪かったので、改めて

原画の鮮やかな色合いを出すため

全て描き直しました。

この様に、エリック・カール氏は

自分の作品に責任感と愛着をもっています。


それにしても、

綺麗な色使いの絵本ですよね音譜

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エリック・カール氏の絵は、

絵の具で着色した薄紙(ティッシュー)を

貼り絵(コラージュ)して出来ています。


「はらぺこあおむし」はシンプルな構成ですが、

食べ物、曜日、数字、色など豊富に学べ、

虫の成長過程や、

食べ過ぎると腹を壊すという教訓まで盛り込んでいます目

そこが長年支持される所以ではないでしょうか得意げ



絵本は情操教育、好奇心、創造力、語彙力など

様々な成長を与える良い教材となります。


では、日本での絵本のベストセラーである

ベスト3を紹介しましょう!!


No.1 「いないいないばあ」
いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)/松谷 みよ子

¥735
Amazon.co.jp
 
1967年出版で445万部ビックリマーク

日本で一番売れている絵本です。

リズミカルでシンプルな展開で、

絵本を通じて赤ちゃんと楽しく

コミュニケーションできる絵本です。



No.2 「ぐりとぐら」
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)/なかがわ りえこ

¥840
Amazon.co.jp

1967年出版で425万部ビックリマーク

双子の野ねずみ、

「ぐり」と「ぐら」を主人公とするストーリー。

シリーズ化されており、

累計発行部数は2,000万部を超えます。



No.3 「はらぺこあおむし」
はらぺこあおむし/エリック=カール

¥1,260
Amazon.co.jp

今回ご紹介した絵本で、

1976年出版の311万部ビックリマーク




絵本の読者人口は限られているので、

一般のベストセラーのように短期間で売れるのではなく、

数年ないし数十年かかってじわじわと売れていき

ミリオンセラーになるケースが多いらしいです目


たまには童心に返って

名作絵本を読んでみてはいかがかな!?

長年のあいだにこびりついた心の垢が

きれいに洗い流されるかもよ( ´艸`)


では、良い週末をパーニコニコ