雨ニモマケズ | 雑学ぶろぐ

雨ニモマケズ

岩手県花巻町(現・花巻市)は

宮沢賢治生誕の地です。

宮沢賢治は、

「岩手」(歴史的仮名遣で「いはて」)をもじって

イーハトーブと言い、

理想郷を指す言葉として、

岩手を愛しました。


今の惨状を天国の賢治は

大いに悲しんでいることでしょう。


その地で賢治は有名な

「雨ニモマケズ」を書きました。

「雨ニモマケズ」は僕の好きな作品で

多くの方にも好まれている作品だと思います。


引用致します。


「雨ニモマケズ」

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしはなりたい




東北弁の朗読だと

賢治の優しさがよく伝わります。
↓↓
「雨ニモマケズ」東北弁朗読




『雨ニモマケズ』に曲をつけて唄うと

雰囲気がガラッと変わります。

宇佐元恭一さんの

『雨ニモマケズ』は感動的です。
↓↓
『雨ニモマケズ』by宇佐元恭一



加藤和彦さんが作曲した

『雨ニモマケズ』も良いですね。
↓↓
『11月3日(雨ニモマケズ)』by加藤和彦




ところで、

その加藤和彦さんが作曲した

『悲しくてやりきれない』という曲があります。

日々の震災の映像を見ていると

この曲を思わず口ずさんでしまします。
↓↓
『悲しくてやりきれない』by加藤和彦 坂崎幸之助



『悲しくてやりきれない』は多くの

アーティストの方がカバーをしています。

僕は、おおたか静流さんが唄う

『悲しくてやりきれない』が胸にグッときます。

『悲しくてやりきれない』byおおたか静流




悲しくてやりきれない・・・

でも、

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けずに。