日本の笑い話 | イタリアよもやま話

日本の笑い話

よくバルゼッレッタで盛り上がってる時に、

「日本の>バルゼッレッタ をやってくれ!」

と頼まれる。

「日本には、バルゼッレッタに相当するものはない」

といっても、信じてもらえず、

しぶしぶ落語とか、バルゼッレッタとはジャンルのちがう

笑い話について説明する羽目になる。

「では、ひとつやってくれ」

とか言われて、いつもやるのが情けないことに

“饅頭怖い”

私はこれくらいしか知らないからだ。

バルゼッレッタのように2分では終らない

長い話の終わりで

「今度はお茶が怖い」

という落ちを言っても、

もちろん笑ってくれる人は殆どいない。

みなポカンとしている。

結局、「なんで?」とか訊かれて、

落ちの説明をしなければならない、という

江戸っ子が聞いたらシャラクサイまねをさせられる。

で、その後の感想も、遠慮がちに

「日本の笑いって、上品で洗練されてるね・・・。」

というものが多い。

だからバルゼッレッタの文化なんて日本にないって

言ってるのに・・・・。