民主党エンタメ議連はどこへ行く | 鎌津間ブログ

民主党エンタメ議連はどこへ行く

 レコード輸入権反対で脚光を浴びた民主党のエンタメ議連。音楽業界や放送業界と政治との関係にも変化が起こるのかな、と期待されて1年が経ちました。

 そこで、今後の期待も含めてエンタメ議連の立ち位置を問うてみたい。

 

 先日、牽引役である川内博史議員のブログ で、とにかく体制側には絶対反対みたいな野党臭が漂ってきそうだったので批判寸止めな内容を書いてしまいました。今日も懲りずにその 続き。


 川内議員は次のように述べております。


学界の流れもクリエイティブ・コモンズへと、インターネット時代の真の文化の発展の為には、クリエイターとユーザー間のバランスが大事だとされてきているにもかかわらず、こんな権利者・業界側にかたよった講座を開設するなんて言語道断。


 で、まずクリエイティブ・コモンズは商売を否定していない。そして、「クリエイターとユーザーの間のバランスが大事」て、そんなもん誰だって異議ナシな訳で、その調合のさじ加減を示してくれないと賛否の言いようがない。と思う。

 そんな、クリエイティブ・コモンズを武器にユーザー側から業界側と闘ってます的な印象作りは、大丈夫かなこの人達って印象の方が大きい気がしますが。気のせいですか。レッシグ教授に報告しちゃおうかな。


この何の憶面もない、厚かましい寄付講座を論理によって、言葉で、斬って斬って斬りまくっていただけることを期待します。


 の「斬って斬って斬りまくって」が、どの位置から何を斬るのかが分からない。クリエイター側にだって色々と契約関係があるのだし。ミュージシャン側からレコード会社を斬るとかも想定範囲内か。何より、斬りまくって目指すゴールって一体どこら辺なのか。現在地とゴールの両方が見えてこない。


 エンタメ議連は再販制度と輸入権の廃止を主張しますが、これらを廃止すれば、川内議員の言う「インターネット時代の真の文化の発展」が達成されると思っているのだろうか。ま、「真の文化の発展」の意味からして分からないんですが。


 以上、立ち位置を問おうと思ったのに、あら、物事をこれだけ単純化してしまうと期待も薄まってきませんか疑惑になってしまいました。それと、ネタ少な過ぎ疑惑。大きなお世話でしたか。