チャンオクの手紙 <장옥의편지 > | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<ヒューマン・家族>

   監督:岩井俊二

   出演:ペ・ドゥナ、キム・ジュヒョク



現在、「ネスレシアター」にて、(無料)ネット鑑賞出来ます。
10分~20分程度の短編、4話構成。
 
ごく普通の家庭の日常。家族の「あるある」で。何も特別な事は起きないの。
「頑張るお母さんのホッとするひとときに、コーヒーがあります」的なね。宣伝で。ストーリー的にはコッテコテなんだけども。。。最後はジンとするよね。ちゃんと。
 
我が家で、友人宅で、ドラマで見てきた。何でもない光景なんだけど。監督や俳優陣の力でしょうか。きちんとした作品としてまとまっております。さすがです。
 
余りにもあるある過ぎて、「その後」まで完璧に見えてしまい。空しくもなりますが。。。まぁね。それこそが「日常」で。「生活」なんだよなと。改めて思いましたわ。
 
私もコーヒーを良く飲むので。まさにこの主人公のように、ホッとする時間にコーヒーは欠かせません。
あんなマシーンじゃなくて。ごく普通のコーヒーメーカー。面倒くさい時はスティックタイプのインスタントだけどさ。
ほんと。あのマシーン、欲しいなぁ~。旦那に頼んじゃおっかなぁ~。←まんまと宣伝に乗っている(笑)。
 
そうだ。
作品を観た若い子が、「あんな家庭はイヤだ」「姑がヒド過ぎる」とか言ってるのを聞いたのよ。。。何だかうらやましくなっちゃった。良い家庭で育ったんだなぁ~って。
 
だって。
そもそも私はロクな家庭で育ってないし。
今も、旦那は優しいけど、姑は間違いなく、この姑レベルに意地悪だし。←しかも、こんな手紙はそれこそ死んでも残さない。
親友の旦那、この映画の(手紙読む前の)旦那みたいな感じだし。友達の子供達もいつもこんな態度だし。
 
なので。本気でこういう家庭は「ごく普通の家庭」を表現しているものだと。すんなり受け入れてしまったよ。
 
でも。
言われてみたら確かにそうだよな。こんな昭和のステレオタイプ。ロクなもんじゃないもんね。今の時代にそぐわない内容なんだろうね。
「ごく普通の家族の日常」って思っちゃった私って。。。寂しい人だったのよ。気づかなかったよ(泣)。
 
こんな世界を普通に受け止めちゃうベテラン熟女って。。。悲しいもんだわ。。。と、しつこく泣きを入れつつ。。。コーヒー飲もっと(笑)。
 
ペ・ドゥナさんの娘役をやっているシン・ウンスさん。カン・ドンウォンさんの『隠された時間』のヒロインなんだって。
日本公開はいつになるか分かりませんけど。楽しみですね。早く観たいな。