<ヒューマン・悲恋>
監督:パク・チャノク
出演:イ・ソンギュン、ソウ
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なんだかなぁ~の映画を続けて観た後に、こういう映画を観るとホッとしますな。
取り敢えず演者さん達がみんな素晴らしいと言うのはあるものの。ジンワリと、胸に迫るものがあるストーリーです。
けど。これ。
前に観てたよ。途中まで気付かなかった。デジャヴ的な違和感はあったけど。まぁ、同じ作品を何度も観るのが好きなので。良いのですが。
気付かないくらい覚えて無かったんだしね。ま、初めて観るようなもんだわ。
イ・ソンギュンさんの演じる男が本当は誰を愛していたのか。。。受け取れなかったんだよね。
彼の相変わらずの個性的な演技のせいではないと思うよ。
監督の狙いかな。
彼が口にした通りにしても。。。全くそうは思えませんでしたわ。監督。どうなのよ?
視線とか、ちょっとした言動で伏線を張っていてくれていたら、もう少し楽に納得出来たんだけれど。
それでもね。
ソウさんが演じている義理の妹ちゃんの心の動きは分かりやすかったから。しっかりと感情移入出来ました。
そうなのよ。
大切なのは、ザ・感情移入。それこそが映画鑑賞の醍醐味ですから。
キャラが適当だとそれが出来ないから。結果、(私にとっての)ダメ映画になっちゃうんだよ。
ま、そんな訳で。
暗いトーンの作品ですが。しっかりとキャラが立っていて。どっぷりと入り込めました。
大切な部分なのに、ハッキリ描かれていない部分がいくつかあって。
多分それは手抜きとか、ヘタクソだからとかではなく、監督の狙いなのだろうと。信じますが。
結果、色んな感じ方、解釈の仕方が出来る。奥深い作品とも言える訳で。
悪くないですね。
それにしてもイ・ギョンヨンさん。
セリフなしであの、相変わらずの存在感。。。さすがでございます。