<ヒューマン>
監督:パク・ボムス
出演:ユン・ゲサン、ファン・チャンソン
R指定映画(韓国では「エロ映画」。映画字幕では「ポルノ映画」)を撮っている監督&スタッフ達が、普通の映画を撮るんだ!って頑張る・・・っていう作品。
この映画自体は、R指定ではございません。ちなみに。
アダルト映画うんぬん、とは言っても、そういったシーンは殆ど皆無。言葉遊びのみ。
『完璧なパートナー 』みたいに、超絶ムダな濃厚アダルトシーンをぶち込むくらいなら、これくらいすっきりしてる方がずっとマシですね。
ほんとあれ、動員数を増やす為にやってるんでしょうか。切ないほど無意味ですから。
そんな訳で。
わりとセンセーショナルにアダルトちっくな言葉を乱立させている割に、出演者もみんなサワヤカで。内容も分かり易く。まぁ、30代の青春映画、って感じでしょうか。
全体的に何のヒネリもなく。予定調和。良くある展開。良くある終わり方。
出演者の誰かのファンじゃないと、ちょっとキツイかなぁ。。。まぁ逆に言えば、誰かのファンなら、それなりに楽しめるかと。
日本公開のプロモーションは、どうしても2PMのチャンソンさん推しになっちゃってますけど。あくまでユン・ゲサンさんの映画ですからねっ。
ユン・ゲサンさん。本当に可愛さ溢れる男性ですわ。
オ・ジョンセさんが「ヒョン」って呼んでるのが違和感で。実際に、彼の方がちょびっと年上って事もあるけれども。
ジョンセさんだって、そんなにオヤジ臭い訳でもないし。ゲサンさんの雰囲気によるところも大きいかと。何をやっても基本良い人感から抜け出せない可愛さなのよね。
チャンソンさんのファンも満足していたみたいよ。
私の後ろに何人か座っていて。大笑い&大騒ぎしていたもん。。。ま、面白い役だったし。オチも彼だったし。良かったね。
コメディーだけど、青春映画にありがちな切なさもちゃんとありました。
どこの国も似たような事があるんだなぁと。アダルト系を撮ってるとバカにされるとか。抜け出したくても抜け出せないとか。
需要のある大切なお仕事なのに。大変だよね。
あ。あと。
イ・ミドさん。いい味出してた。。。まぁ、本当に色んな作品に登場していて。常に爪あとを残す、味のある女優さんではあるけれども。
元アダルト女優役なので、セクシードレスなんて着ちゃってましたが。いつもながらの面白演技で頑張ってましたわ。
それにしても。いとうあさこさんと容姿も芸風もソックリで面白いわ。