テロ、ライブ <더 테러 라이브> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<サスペンス>

     監督:キム・ビョンウ

     出演:ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン

 

 

去年観た映画の中で、かなり面白い。私的上位の作品です。

 

ハ・ジョンウさんっていうだけで、だいぶハードルが上がってしまうけれど。大丈夫でした。

緊迫感とスピード感があって。最後まで楽しめたわ。

 

イ・ギョンヨンさん演じる所長のクソっぷりが印象深かった。クズ中のクズです。気持ちいいくらい。

ギョンヨンさんて本当に色んな映画で観るけど。どんなタイプの役をやっても良い感じです。重みのある演技なんだよね。

 

ほんと申し訳ないけど、同じおじいちゃん俳優でもテレビドラマに恐ろしい程出ている、チョン・ドンファンさんとは全く違うわ。

いや、別に彼も嫌いって訳じゃないんだけれど。余りにも出過ぎだし。どのドラマでも、みんな同じなんだもん。

 

アメリカや韓国って、テレビと映画の扱いに明確な違いがあるんだって。

映画はわざわざお金を払って観に行くのだから、価値が高い。って考え。日本には無い価値観だわね。むしろドラマの人気俳優の方がちやほやされているし。

まぁ基本的に、ドラマでも映画でも、面白ければそれで良いのだが。。。スクリーンで間をもたせる、又はそれ以上の何かを(お金を払った)観客に与えるのは、やっぱり甘くないと思う。それなりの実力も魅力も必要だもの。

正直、この二人を見てると思っちゃう。テレビ俳優と映画俳優の違いなのかなって。

 

実はギョンヨンさんは昔、ちょっとした事件を起こした為に地上派には出られない、と言うのが真相らしいのですが。。。私に言わせれば、「それでも映画界に需要があり続ける」というのが、答えなんじゃないかな。

 

日本でも、同様の事件を起こしたタレントさんが政治家になったりしてますしね。

まぁ、事件にもよるけど。。。やらかしちゃった人間は特に、その後の生き方が重要ですから。逆に、その事件のお陰で以前よりもっと勉強をしたり、考えをしっかりと改めて生き直す。そうした人々はちゃんと、それなりに評価してあげるべきかと思います。

私もほんと、他人の過去を色々ジャッジ出来るような立派な人間じゃないってのもあるけどさ。

 

で、映画の方に戻りますが。

勢い重視のせいか、突っ込みどころは満載です。でもまぁ、矛盾にはさっさと目をつぶらないと韓国映画は楽しめませんから。その辺は無視するとして。

 

初めからドキドキして。後半なんてもう目が離せませんよ。ほぼ密室の中で全てが起こっていくのですが、退屈さは一切なし。

 

あ。最後に。

ギョンヨンさんを褒めようと思って、ついついドンファンさんを落としました。

ごめんよ。会長。←だいたいどのドラマでも会長(笑)。