急性気管支炎の病原菌の第一位を占めるマイコプラズマ!
最近では、このマイコプラズマ感染が呼吸器疾患だけでなく、リウマチ性疾患、膠原病、原因不明といわれてきた難病(慢性疲労症候群、線維筋痛症など)の原因のひとつとして注目されています。
マイコプラズマとの関連性が判明すれば、抗生物質治療が効く可能性が出てきました。
ただ従来の検査法では感度・特異度がやや低い難点があります。
ごく最近、マイコプラズマ脂質抗原に対する抗体を測定するという新しい検査法が確立されました。極めてすぐれた感度・特異度・定量性があり、実際の診療に大いに役立つと考えられます。
まだ保険外診療ですが、検査結果により上記疾患の原因としてマイコプラズマ感染症が疑われた場合、抗生物質療法が効く可能性があります。平均して75%程度の有効性があると報告されています。
NIH(アメリカ国立衛生研究所)が、関節リウマチに対して”安全で効果的”と明言しており、従来の治療のみではなかなか症状の改善がみられなかった患者さんにとっては希望の持てる話題ではないでしょうか。
詳しくは当クリニックスタッフまでお尋ねください。