【講演会】貧困時代に問う「権利としての労働」 | 国連・憲法問題研究会ブログ

【講演会】貧困時代に問う「権利としての労働」

【講演会】
貧困時代に問う「権利としての労働」


講師 笹沼弘志さん(静岡大学教員・憲法学)


日時 7月25日(土)午後6時~


会場 文京区民センター3階C会議室

(春日駅・後楽園駅・水道橋駅)
http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754


参加費 700円


国連・憲法問題研究会


連絡先 千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
℡03-3264-4195fax03-3239-4409
http://www.winterpalace.net/kkmk/
kkmk@winterpalace.net  


■昨年秋以降、世界金融恐慌のもと、世界中で失業者が増加しています。日本では昨秋から「派遣切り・期間工切り」と呼ばれる労働者をモノのように切り捨てる解雇が横行。ハローワークには求職者が殺到。日本の失業率が過去最悪の5.5%を超える「大失業時代」の危険性が指摘され、貧困層・失業者・野宿者が増加しています。
 一方、労働者は貧困と失業への恐怖からいっそうの長時間・過密労働に駆り立てられようとしています。この「大失業」に対して出されている「雇用・就労対策」の多くは、「サービス残業」=不払い残業の横行を放置したままの「日本型ワークシェアリング」など、現在の「働き方・働かせ方」のあり方を問わない的外れなものです。
 この状況の下で、憲法27条第1項「労働の権利」はどのように主張され、実現されるべきでしょうか。「ワークフェア」など就労を義務化する政策は正しい選択なのでしょうか。
 失業が拡大する「貧困時代」の現代にこそ、労働者のモノ化や貧困者への差別を生み出している現在の「労働」觀を拒否する価値観の転換が問われているのではないでしょうか?
 「権利としての労働」の観点から笹沼弘志さんに話していただきます。


◆笹沼弘志(ささぬまひろし)さん
1961年生まれ。静岡大学教員。憲法学専攻。人権理論、野宿者のための静岡パトロール事務局として活動。
著書に『ホームレスと自立/排除』(大月書店)、『えほん 日本国憲法』(監修、明石書店)、『改憲という名のクーデタ』(共著、現代企画室)