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“高齢者” オヤジの雑記へようこそ。ご訪問に感謝致します。
平成29年元日に、ブログタイトルを「アメカジおやじの雑記帳」から「『灯りと温もり』の雑記帳」に変えました。


4月に今年の『本屋大賞』が発表されることから、候補10作品のコーナーを設けている書店を何件か見掛けました。

書店としては大賞受賞作が話題になって、それを売り上げに繋げたい理由で大賞に選ばれるのは、上下2巻の作品が有利なのではないでしょうか?
今年の候補には、その条件に該当する作品があるのかな?

素晴らしい作品だから広く読んで欲しい・・・と云う書店員らの想いから始まった賞なのだろうけど、今は選考基準の比重が どんどん “商売” の方に寄っているような気がします。

「出版不況」が言われて久しいです。 私は未だ読んではいませんが、芥川賞を受賞し、今回の本屋大賞にもノミネートされている又吉直樹さんの『火花』のように、意外な書き手をメディアが大きく採り上げて話題になれば、まだまだ本は売れるようです。

また、私も読んだ小保方晴子さんの『あの日』も書き手と題材の話題で売れましたし、石原慎太郎さんの『天才』も その部類に入るのかな?
更には “元・少年A” が書いた『絶歌』のように、出版自体に非難が集中した問題作でも売れてしまいます。

  
 

多くの作品の内容の良さに加え、本屋大賞の受賞や作品の映画化、更には作者の強烈な個性や発言の効果と話題性もあって、近年では数少ないベストセラー作家と言える百田尚樹さんの新刊小説『カエルの楽園』は、これもまたよく売れていて、多くの賞賛の声が寄せられているようです。

この小説は単行本の発売前から百田さん自身が Twitterで紹介されていたので、私は先月下旬の発売後すぐに読んだのですが、これほどの反響があるとは想っていませんでした。

  

本作はタイトルの通り人間ではなく、カエルたちが主人公の寓話です。
百田さんには他にもオオスズメバチを主人公にした作品『風の中のマリア』がありますが、私は『風の中のマリア』の方が好きです。

『カエルの楽園』はAmazonで『SF・ホラー・ファンタジー』のカテゴリーに入っていますが、平和ボケで “茹で蛙” 状態に在る日本を描いたのだから、いっそのこと『ノンフィクション』に分類した方がいいかも知れない。

今月初めの参議院予算委員会で、民主党の大塚議員からの憲法改正に関する質問に対して安倍首相が、「在任中に成し遂げたい」と云う趣旨の答弁をされました。 それを受けての左巻きの紅いメディアや各界の “識者・文化人?” らが発した熱病のような批判は、『カエルの楽園』の登場人物(蛙物?)たち そのものだったから嗤ってしまった。

この寓話は私も楽しく読んだし、大人も楽しめる内容だけど、これは小学校高学年以上の少年少女に読んで欲しい作品で、百田さんもそれを望んで書かれた筈。

百田さんは、新刊が早々に図書館で借りられる現状が出版業界や作家を苦しめている、として「新刊は発売後一年間、図書館に置かせない制限が必要ではないか」と云う趣旨の考えを何ヶ月か前に示していました。

この図書館の問題は是非・賛否が分かれるところでしょうけど、学校の図書館に限るのなら、本書が早々に並ぶのを百田さんは容認するかな・・・? 

蛇足ですが、私は不本意ながら 『カエルの楽園』もAmazonで予約購入したのですが、該社が応分の法人税を日本に納めてくれたら、これからも気持ち良く利用できるのですがねえ・・・。


『カエルの楽園』は久しぶりに読んだ小説でした。
小説は昨年の12月に読んだ東野圭吾さんの『人魚の眠る家』以来ですが、この期間は政治経済や文化歴史 関連の書籍を再読したり、戦後経済や沖縄問題、アンチ・反日活動などに関する新書を読んでいました。

  

下の写真の本は再読した中の2冊で、どちらも20年ほど前に読んだもの。
バブル崩壊後に、その検証が盛んに試みられた時期に書かれた本で、当時の日銀の失策や銀行の問題が書かれているのですが、先般、日銀の「マイナス金利」政策が実施されたので再読したくなったもの。

  

最近は特に再読の機会が増えました。 それは小遣いを制限している経済的事情からですが、このような “掘り起こし” は本に限ったことではなく、身に着けるものも そうしています。

ここからはブログの名前『アメカジ・・・』らしい話題を・・・。
永らく箱詰めしていた服の中から、暖かくなったら着る服を数週間前に探し出しておいたのが下の2枚の写真の服です。
どちらも『TOMMY HILFIGER』で、15~20年前のものだと想います。

  

左はキルティング仕様で ややゴツめなので、スェットシャツのように着ればいい。 これは3月中旬~下旬に気温が少し下がった折に着るのが好いです。
右は綿のシャツですが、ジッパー付きなので、ボタンダウンシャツの上に羽織って桜が咲く時期に着るのに好適だと想います。 「想います」と云うのは、私は右の服を買って以来、一度も着たことがありません。(家内には言えませんが)

この土日は他地域と同様に関西の気温も高くて、吹く風も生温く感じましたから、ボタンダウンシャツの上に左のキルティングシャツを着るだけで丁度よかったです。 

  

これら服のような “掘り起こし” ではないのですが、再生を考えているスニーカーがあります。
10年くらい前のものだと記憶しますが、adidasの『SAMBA』と云うスニーカー(左上)で、真っ赤よりも抑制的な “エンジ” の色合いが気に入って随分と履いたので、左右ともに踵の内側が裂けて中のスポンジが露出しています。(右上)

履いてしまえば裂けた様子は見えないものの、全体的に傷みも進んでいるので捨てるつもりだったのですが、愛着もあるし、もう少し履き続けたくて、スポンジを接着剤で固定して裂け目を糸で縫う方法を採るつもりです。

そんな作業を自分でやるのが楽しいのですが、作業は少し先になりそうなので、先日、これの後継として右のスニーカーを購入しました。

こちらはエンジよりも鮮やかで目立つ赤ですが、黒が適度に入っていますし、何よりも安価だったのが購入の決め手でした。
春から夏に向けて暖色の赤は暑苦しく感じそうですが、三本線とソールの白さが涼感を覚えさせるでしょう。 「暑苦しくない赤」ってところでしょうか。



今年も既に3月に入り、奈良・東大寺 二月堂の『修二会』が始まっています。
関西では “お水取り” の話題が聴かれ始めると、「もう春やなあ」と言います。
若い人たちは そんな話をするるのかどうかは知らないけど・・・。
この土日の暖かさでも厚めのダウンのコートやジャケットを着ていた人が居たけど、お水取りが終わる頃には服装の季節感に頓着しない人も、春らしい装いに変わることでしょう。

散歩に絶好の春は奈良に「桜と鹿の景色」を見に行きたいところだけど、激増している外国人観光客、特に反日国のお行儀の悪い連中が大挙して押しかける様子を想像するだけで、奈良に行く気も失せてしまいますが、きっと京都はもっと酷い情況なのでしょう・・・「あ~、嫌だ嫌だ!」

今年の私の桜見物は、外国人観光客に人気の関西でも比較的空いているであろう神戸に回帰するかも知れない。

神戸や近隣の宝塚、西宮、芦屋、それに有馬温泉から姫路や赤穂、更には日本海側まで、兵庫は好い処がたくさん在りますから、京都・奈良・大阪に来られる皆さんは兵庫県にも立ち寄って下さい。