こんにちはPです。
クラクフ情報を配信する用にTwitterアカウントを作ってから、
そちらの方が手軽なのでどんどん更新していましたが、
やはり詳しく書くにはブログの方が便利ですね
こちらの更新もがんばります…!
さて、今回はとびきりおすすめのミルクバール、
スマコウィキ Smakołykiについてです
紹介の前に
みなさま、ミルクバールというものをご存知でしょうか。
ポーランド語ではバル・ムレチュニー Bar mlecznyと言います。
牛乳を飲むバーではなく
大戦間期から始まり、社会主義政権時代を経、
現在までポーランド人に広く親しまれてきたこちらのミルクバール。
ベジタリアン食材のみで食事を提供していたところから
"ミルク"バールという名前になったのだそう。
最近は肉を使ったメニューも出ているので、
肉食系の方も安心です。笑
セルフサービスですが、食事がすぐに出てくるのが嬉しいところ
そして何よりも素晴らしいのは、値段が破格なこと。
日本と比べれば、ポーランドのレストランはどこも安いのですが、
ミルクバールはさらに上を行きます
お財布にとっても優しいので
お金のない学生からお年寄り、旅行者まで、利用客層も幅広いです。
安いからと言って、味が悪いことはありません。
中には毎日大混雑で、レストラン顔負けのミルクバールもあり、
あなどれない存在です
BSで放送されたこともあります
※その他詳しくはWikipediaのバル・ムレチュニィページをご参照ください
(画像はお借りしました。こちらから画像元へ。)
ミルクバールはレストランではなく、
安く簡単に食事を済ませることが目的なので、
店内はわりと殺風景です。
が、
最近はオシャレな店内で安く食べられるところも出てきています
そのオシャレなお店のひとつが、
今回ご紹介するスマコウィキ Smakołykiです
こちら、正式にはミルクバールではないのですが、
そしてレストランよりも手軽に利用できるので、
私の中では"現代版ミルクバール"と呼んでいます 笑
このスマコウィキですが、去年の9月にできたばかり
トラム&バスストップのバガテラ劇場 Teatr Bagatelaから
徒歩5分ほどのところにあります
中央広場を囲むプランティ公園 Planty沿いです。
こちら、お店の外観
できてからしばらくは、窓の上に横断幕がかかっていました。
そこには「クラクフで1番おいしいレストラン、オープン」の文字が。
なかなかでっかく出るな…と友人と笑っていたのですが、
あながち間違いではないかもしれません
クラクフ在住仲間のEllieさんが以前ブログでスマコウィキを取り上げ、
(そのエントリーはこちらから)
その記事を読み、なおかつこの自信たっぷりの横断幕を見て、
行くしかない!!
と、ずーっと思っていました
1度行ってその魅力にハマり、
それからは結構な頻度で食べに行っています
では早速店内へ!
中はとても広く開放的で、
1階・0.5階(地下とまではいかないですが階段でちょっと下ります)・中2階という構成。
この写真は中2階から撮っています。
写真ではなかなか伝わらないのですが、
インテリアがとにかくおしゃれ
ポーランド人はIKEA大好きですが笑、
IKEA大活躍で、ポップかつスタイリッシュな内装
大きな窓から店内が見えるのもいいです
夜は照明が控えめで、ステキなムードが漂います…
1階部分、中2階へ上がる階段横にカウンターがあります。
ここでコーヒーやアルコール等の飲み物を用意しています。
かわいい
内装はこの辺で。
大事な料理の方はというと…
まずはこちら、ポテトのパンケーキ、グラーシュがけ
Placki ziemniaczane z gulaszem
(プラツキ・ジェムニャチャーネ・ス・グラシェム)。
ココ食堂の記事でも名前は出てきましたね。
写真だと小さく見えますが、
分厚いジャガイモのパンケーキ2枚に、肉がゴロゴロ入ったグラーシュたっぷりで、
すごくボリュームがあり
相当腹ペコ状態でないと、食べきるのは大変です
ちょっと脂っこいのが難点ですが、オススメメニューです
一皿13zł(約325円)。
こちらは、 ジャガイモとベーコン&マッシュルームのオーヴン焼き
Zapiekanka ziemniaczana z boczkiem i pieczarkami
(ザピエカンカ・ジェムニャチャーナ・ス・ボチュキェム・イ・ピエチャルカーミ)。
薄く輪切りにされたジャガイモとベーコンが何層にも重なり、
その上にはマッシュルームいっぱいのソース。
他のレストランやバールでは見たことのないメニューで、
スマコウィキで1番オススメのメニューです
8zł(約200円)。
カツレツとゆでたジャガイモ、サラダの盛り合わせ
Kotlet schabowy z ziemniakami i zestawem surówki
(コトレト・スハボーヴィ・ス・ジェムニャカーミ・イ・ゼスタヴェム・スルフキ)。
カツレツはよく登場しています。私の大好物だからです笑
スマコウィキには一品料理とセットメニューがありますが、
セットの場合、メインディッシュとサイドメニュー2品という構成
メインは他にも豚肉のグリル焼き、ポークリブ、鶏肉のフィレなど
9品から選択でき、
サイドもマッシュポテト、ソバの実、ビートのサラダなどなど自由に選べます
カツレツは3品で14zł(約350円)、他のセットでも12~15zł(約300~375円)とお得
ココ食堂とは違い、スープは別売りです。
トマトスープ Zupa pomidorowa、ジュレック Zurek、バルシチ Barszczがあり、
6~7zł(約150~175円)。
写真に撮れませんでしたが、トマトスープが濃厚でおすすめです
Gołąbki wegetariańskie (ゴウォンプキ・ヴェゲタリアンスキェ)。
ポーランドのロールキャベツは普通中に肉とお米が入っています
が、こちらはベジタリアン向けで、肉の代わりに野菜が使われています
マッシュルームソースがかかっていて、ボリューミー
お肉ナシでも十分満足できます
私は肉入りを選んでしまいますが…
ちなみに肉入りだと、ソースはトマトです
肉入りゴウォンプキは9zł(約225円)、
ベジタリアン仕様は8zł(約200円)。
こちらは冬のポーランド名物、ホットワイン Grzane wino / Grzaniec (グジャーネ・ヴィノもしくはグジャニエツ)。
クリスマスについてのエントリーでちょっと触れました
温かい赤ワインにシナモンやクローブなどのスパイスと柑橘系のフルーツが入っています。
寒い日にはぴったりです
冬限定なので、値段は忘れてしまいましたが、
大体10zł(約250円)くらいだったと思います
また長くなってしまうのでここまで。
基本のメニューはポーランド語のみですが、こちらから見られます
お店では英語のメニューがあるので、安心です
モーニングメニュー(~12時)もあります
チーズ入りのクレープ(Naleśniki z serem、8zł(約200円))を食べましたが、
生地がやわらかくおいしかったです
食後のコーヒーもしくは紅茶がついてきます
自家製のケーキ(5zł(約125円))
カクテル、ビールもあります
またポーランド語のみですが…
Facebookのファンページもあります。
日替わりメニュー(メイン+サイド+飲み物で16zł(約400円)ほど)や
特別イベント(サッカー観戦など)についてのポストがあり、
見ているだけでわくわく、お腹が空いてきます…
ちょっとオシャレなところで食事がしたいけれど、お金が…という時に、
デートやお喋り、1人ランチ・ディナーに、
スマコウィキ、とーってもおすすめです!
スマコウィキ Smakołyki
ul. Straszewskiego 28, Kraków
営業時間(最後のお客さんまで開けてくれます):
月~土 8~22時
日 9~22時
電話: 12 430 30 99
予約メール: restauracja@smakolyki.eu
※カード払い可。