僕の神経症状は、白血病由来より薬の副作用と思います。僕の場合の骨髄移植は、白血球の型の合わない姉(ドナー)からの骨髄移植でした。HLA不一致骨髄移植というらしいです。当時、正式に関西でHLA不一致骨髄移植を行っていたのは、京都大学医学部附属病院と大阪大学医学部附属病院の2つだけと聞きました。姉(ドナー)の免疫力が上がってきて、僕の細胞を異物と認識して攻撃しないように、姉(ドナー)の免疫力(リンパ球の力)を抑える薬を骨髄移植以来飲んでいます。いわゆる、拒絶反応ですね。女の人が、妊娠したら赤ちゃんを異物反応として、つわりになるのと似ていると思います。だから、男の僕でも、なんちゃってつわり体験はしました。つわりを体験して、母は、強しと思いました。

骨髄移植後、110ヶ月で、複視(ものが2重に見える)、構音障害(まとのにしゃべられない)、書字障害(まともに文字も書けない)、手・足の失調(右半身>左半身)(自分の思うように体が動かせない)が出現してきて、5ヶ月入院して、詳しい検査を受けました。白血病の再発を疑われましたが、神経症状なども進行は5ヶ月ほどで止まり、原因不明のまま退院しました。白血球の型が合わない骨髄移植を受ける時に、良かれと思った治療をした結果、1週間で亡くなる場合もあることを説明されていたので、僕自身は1週間以上生きたので、僕の身体に何が起こっても、全く動じませんでした。元々僕の性格は、避けることができなかったことが、僕の身に起こったら、仕方がないと納得する性格だったし、自分のできることはして、後は、いつでも成り行き任せにしています。本人ができることをしても、残念な結果になれば、やることはやったと本人も遺された人も、心の逃げ場があると僕は思っています。本人ができることもしなくて、残念な結果になったら、本人だけではなくて遺された人も、心の逃げ場僕はないと思っています。だから、少なからず僕は、どんなことでも僕が自ら決断しているのです。ま、ちょっと頑固のところもありますが・・・僕は小さい頃から、僕自身が納得した人生を生きたいと思って生活してきました。自分がされて嫌なことは人にはしないけど、自分がされてなんとも思わないことは人にはしてしまうんですよね~。だから、僕自身のことを自分勝手で冷たい人と思ってしまうんですね~。ま、この性格を変える気は、さらさらないですどね~。