20年後の仕事
フリーエンジニアをしていると、よく「年いったらどうするの?」と聞かれる。今から20年後、私は53歳になっている。自分が50代になったとき、どうなっているか全く想像できない。それでは、サラリーマンなら50代の自分を想像できるかと言えば、そうとも言えない。
50代のSEに滅多にお目にかからない。一部のサラリーマンは現場を離れ、役職に就いて管理職になるのだろう。しかし、全てのSEが管理職になれるわけではない。管理職になれなかったSEはどこに行ってしまうのだろう。。。恐らくこの業界を去り、警備員など他の仕事を探すのだろう。
フリーにしろサラリーマンにしろ、モデルとなる先輩が居ない。だから、将来の自分を想像し難い。いや、想像できない。
しかし、ある程度は分かることもある。
今のように正社員リーダーに使われるスタイルをいつまでも続けることは出来ない。このてのスタイルは、年を経るにつれて次第に難しくなるからだ。リーダーの年齢は30代から40代が多い。私自身も経験があるが、自分よりも年上の人間は使い難い。
そうなると、目指すべきキャリアパスは、より高度な知識を売りにしたアドバイザーのような職種であろう。例えば、システム・コンサルタントやシステム監査技術者がそれである。コンサルをやっているフリーエンジニアというのも、これまたお目にかかったことがないのだが。。。
などとウダウダ悩んでいると、趣味(テニス)を通じて50代のある男性と話す機会があった。その男性は母親の介護のため現在休職中である。
今から20年後、私が50代になったら、私の両親は80代。きっとその頃は親の介護で忙しい日々を送っていることだろう。