3月6日、兵庫県芸術文化センターで開かれた
 佐渡裕&スーパーキッズオーケストラ
 東日本大震災 パリ・チャリティー演奏会出演 特別演奏会
に行ってきました。

これは、3月11日にパリ・ユネスコで佐渡さん率いるスーパーキッズオーケストラの渡仏遠征費に充てるための急遽開かれた特別公演です。

東日本大震災より1年の節目にこれまでの支援への感謝と、さらに継続的な支援をアピールするため「ありがとう」をテーマにパリ在住日本人の有志によって開催されるコンサートだそうです。
フランス在住にも関わらず、日本にいる友人より多くお会いしているかもしれないwわれらのホープもこのコンサートで指揮をされるとあり、及ばすながら、募金を兼ねて行って参りました。

スーパーキッズオーケストラは小学生から高校生までで構成された弦楽オケ。
とても小さな子供もしっかり演奏して、本当にキッズなのか?ってぐらい貫禄のある男子女子たちもいます。w
発表から発売まで日にちが浅いにも関わらず、超満員御礼だったそうで、
大ホールの1階から4階まですべて埋め尽くされていました。

プログラムは

芥川也寸志:トリプティークより第一楽章
J.S バッハ:G線上のアリア
J.S バッハ&サン=サーンス:ザ・スワン
チャイコフスキー:弦楽セレナードより第3楽章「エレジー」
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番より第2楽章「ロマンス」
いずみたく:見上げてごらん夜の星を
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲より
「シチリアーナ」、「バッサカリア」

スーパーキッズオーケストラの演奏を聴きにくるのは2回目
2005年に芸文センターが開かれてしばらくしてからだから5年ぶりぐらいかな。
メンバーの入れ替わりもあったのかもしれないけど、自信に満ちていて演奏力も高くてとても素敵なオーケストラでした。
佐渡さんは途中何度もマイクを持って色々お話をしてくれて、スーパーキッズオーケストラは佐渡さんの鏡のようなオケで、心が曇っている時には演奏が曇ってくると仰ってました。

G線上のアリアは何度聴いても胸に沁みる。
バッハのプレリュードは、今、密かに私とmの中で流行中だったので、テンションアップ。
ザ・スワンは、この曲の前に演奏していたバッハのプレリュードにサン=サーンスのスワンを合わせた曲で、初めて聴いたのですが、とても素敵なハーモニーでした。
チャイコフスキーの弦楽セレナードでは、佐渡さんが「美しくも哀しい曲で、震災前の美しい風景から今の被災地を想って演奏します」と仰ったので、胸が熱くなりまあした。
ピアノ協奏曲はゲストの弓張美季さん。
沢尻エリカちゃん似の美しい人で、表情豊かでしたが、途中裸足でペダルを踏んでいることに気付き、ちょっと親近感が湧きましたw
裸足で入場したのかと思ったら、ミュールを履いていたみたい。
こないだmの発表会で連弾をした時にヒールの靴でペダルを踏んだことがなく、初めての経験でずるっと滑りそうだなと思っていたのですが、みんな同じこと思うのかしら。
最後の曲が、題名を見てもピンとこなかったのですが、父がよく聴いていたレコードに入っていた曲で、見つかったことに感涙。

たくさんの収穫があった演奏会でした。

コンミスを勤めている子が松岡井菜ちゃんと言うのですが、この子の笑顔が本当に可愛い揺れるハート
身体は小さいのですが、力強く堂々としてとても美しい音色です。
今後、いろんなところで見かけることが出来たらいいな。
彼女の笑顔にすっかりファンになりました。

バッハの無伴奏チェロ組曲のソロを演奏していたのは櫃本瑠音ちゃん。
この子が全くニコリともせず、向かいに座るコンミスと対照的w
でも、最後のプログラムが終了して、みんながスタンディングオベーションで拍手を送っていると感動したのか、号泣しているのを見てもらい泣き。
最後のアンコールでは、ダンスも織り交ぜて楽しい演奏。
中高生の男の子は、ちょっと恥ずかしいのか照れくさそうに、でも、しっかり踊っていて可愛かったw 

途中、中高生ぐらいの男の子が元気よく漫才風に挨拶したり、
小学生の男の子と女の子がしっかりと覚えた台詞を元気よく披露してくれて
女の子しっかり、男の子はついて行くの図がここでも出来上がってましたよw
みんなパリに行けることが楽しみみたいで、小学生の子はそこまで
今回の演奏旅行がすごいことだと気づいていないかもしれないけど、素晴らしい経験になると思うな。

今回のコンサートにmを連れて行きたかったんだけど、なんと期末テスト中!!
しかも、夫は日曜日から東京へ出張中で誰もいない。。。
でも、7時から1時間半ぐらいだし、芸文センターは近所なので、晩ご飯をささっと食べてコンサートに行ってる間に勉強しててね。と行ってきました。

演奏会終了後、佐渡さんのサイン会が毎回開かれるのですが、今日は早く帰らなくちゃと思っていたら、わらわらと出演者の子供たちが募金箱を持って出てました。
募金をすると今回の渡仏記念の可愛いステッカーが貰えるらしく、募金箱には黒山の人だかり。
お札が飛び交ってましたよ(笑)
皆様、娘や息子、お孫さんを思う気持ちで見守っていると口々に話しているのが聞こえてきて、私の心も温かくなりました。
もたもたしていたもので、募金をしようと近づいた子たちの手元にはステッカーがなくて募金をしたもののステッカーはもらえず、別の募金箱(ステッカー有り)を発見して入れようと思ったら、真後ろに佐渡さん現る。
すごーーく背が高いので、びっくりして、これまた人だかりがすごくなってきたので、少しお話だけして、お話もできたことだし、とても得した気分で一人家でmさんが待つお家に帰りました。

今回の渡仏には兵庫県のバックアップもあったと友人から聞きました。
大阪では予算を削られて行く分野のようで、橋下さんが言うように、たくさんの楽団は必要ないのかもしれないけれど、兵庫県には芸文センターがあって良かったと心から思ったのでした。

パリへは金曜日に出発して、到着したらすぐノートルダム寺院で
土曜日はシャトレ座で演奏することになったらしく、楽器とかなくさないようにねと母のような気持ちで無事遠征して来てほしいと願いました。

でも、あの演奏を見ていたら、きっとパリでも大成功を納めるでしょう。

画像は必死に寄付をしてもらったステッカーw
可愛いでしょ揺れるハート

Dの日々

当日、11時からUST中継がされるようです。
http://unesco311.japonaide.org/
正座して見守りたいと思います。