こんなに 長くするつもりはなかったのですが
新作までに 終わらせる自信がありません。(´д`lll)
な  訳で続きです!





ホテルへ行くと
いつものように 海咲がバスローブ姿でソファ―に座り
煙草を吸っていた
M「承志 なんか飲む?」
J「うん 」
M「ビールでいい?」
J「おん」
M「はい」
缶ビールを手渡された
開けて 一口飲む
J「海咲… 話がある」
M「何?」
J「この関係を終わりにしたいねん」
M「なんで?俺に飽きた?」
J「そうやないねん 凪沙の事が好きやから その事に誠実でいたいねん」
M「ずるいな…」
J「海咲…」
M「凪沙が手に入りそうやから 代わりの俺はもういらないって 言うことやろ?」
J「ごめんな…」
M「謝らんといてや そんなんやったら 飽きた言われた方がええわ!」
J「海咲…初めは体の欲求だけやったけど そのうちに海咲に惹かれとった でも 凪沙の方が好きやから」
M「承志…ずるいな そんな言い方 攻められへんやん」
J「でも この半年海咲の事好きやった めっちゃ楽しかった ありがとう」
M「もう 撮影以外では抱いてくれへんの?」
J「おん」
M「もう プライベートでは会わへんの?」
J「おん」
M「もう これで終わりなんや 俺達」
J「おん」
M「承志 凪沙とのHで 満足できるとは思えないで」
J「そうやな」
M「きっと 物足りなくなるで」
J「おん」
M「でも 俺と別れるの?」
J「おん」
M「そっか…ふられても 慰めてやらんで!」
J「ええよ」
ビールを一気にに飲み干す
J「ごめんな…」
そのまま 部屋を後にした



海咲は知らずに溢れる涙に戸惑った
いつの間にか 承志の事…好きやったんや
アホやな 今頃気づくなんて…



ホテルから出ると すぐに着信に気づく
凪沙からや
J「おん」
N「承志 今どこ?」
J「なんで?」
N「今から 会えないかな?」
J「店あるから 少しならええで」
N「うん 今近くに居るから 部屋行ってもええ?」
J「今な買い物出てん お前今どこ居るん?」
N「○○駅やで だから15分で行ける」
J「俺も そんくらいやから 駅についたら また電話するわ」
N「わかった~じゃ」
凪沙にホテルから出て来たとこ見られたのかと思った……ためいき
なんもしてへんのに 後ろめたいし 海咲の事も傷つけちゃったし
もう あかんやん




駅に着いて凪沙に電話する
N「後 一駅 待っといて」
J「おん」

改札から出て来る凪沙を見つけた
普通のジーンズにT シャツ 上にパーカーを羽織った普通の格好なのに
やたらと目をひく
すれ違った女が 振り返って見ていた
N「承志!」
J「お前 こんなとこで抱きつくなや」
N「ええやん そんくらい」
J「人目につくやろ」
N「そんなん 見てへんって」
J「もう ええから 行くで」
N「承志は 俺に会いたくなかったん?」
ちょっと 拗ねたような顔をする
J「めっちゃ 会いたかったで」
N「……」
なんや?今度は 急に黙るし


部屋に着いてすぐに 凪沙を抱きしめた
N「なんやねん」
まだ 拗ねてんのか?
J「会いたかった」
N「さっきは 嫌がった癖に…」
J「外やったからやろ 俺やってめっちゃこうしたかったで」
軽くキスする
N「電話も メールもくれへんかったやん」
J「お前もやろ」
N「だってな…」
J「何?」
N「俺からするん 嫌やってん」
J「なんで?」
N「承志がでえへんかったら 嫌やん」
J「そんな訳ないやろ?」
N「それに……まだ わからへんもん」
J「何が?」
N「今日も 寂しくて 承志に会いたかってん でもな 俺ほんまに承志の事好きなんか わからへん」
J「ええよ」
N「えっ?」
J「それでも ええよ 俺に会いたかったんやろ?」
N「うん」
J「今は それでええよ」
N「でも ただ寂しいからかも しれへんねん」
J「ええよ それでも 俺は凪沙が好きやから」
N「それにな 怖いねん」
J「何が?」
N「承志も浮気するかもしれへんやん 」
J「せえへん」
N「俺の事 嫌になるかもしれへんやん」
J「ならへん」
N「いっぱい会ってたら これ以上好きになったら 怖いねん」
電話したり 会ったりして俺に惹かれていく自分が怖いって もう女子高生か!
可愛いねんな
J「アホやな もう玄関で話しとらんと 部屋入るで おいで」
そのまま ベッドへ連れて行く


足の間に座らせて 後ろから抱きしめる
J「もう 前の男と一緒にせんといて」
N「……」
J「凪沙  好きやで」
N「承志…」
振り向かせて 唇を塞ぐ


承志の温かいキスで 気持ちも溶けていく気がした
心地いい 
N「んっ!」
あまりの心地良さに流されそうで 恐くなる
N「承志…ちょっと 待って」
J「なんで」

N「承志は 付き合ってる奴居らんの?」
J「居ったけど 別れた」
N「いつ?」
J「先週」
N「それは どうして?」
J「お前が好きやって ほんまに思ったから」
N「俺は……承志の事 まだ 信じられへんねん」
J「ええよ 今は それでも」
N「でも 好きやねん」
J「おん  もうええよー なんも考えられなくさせてやるから」
そう言うと そのままベッドに押し倒した






続く