ユーザー様からの便り | スバル専門店 KITserviceの日常

ユーザー様からの便り

当社製品「KITスロットル」をご利用いただいたお客様からのモニターリポートをいただきましたので、ご紹介します。

これは、先日ブログ限定企画として新型インプレッサSTI用のスロットルをモニター装着いただいたユーザー様からお送りいただいたレポートをそのまま掲載しております。


当方では一切の着色をしておりませんので、素直な視点で読んでください。





KITスロットル(GRB用)のモニターレポートについて


KITスロットル購入の経緯

GRBをディーラーにて試乗した際に、全体的には満足であったものの、今まで乗っていたGC型インプレッサ(22B)と比較して、アクセル開度とのダイレクト感が薄れている印象を受けました。特に〔S#モード〕でアクセルを強く踏み込んだ場合においても、加速までの“もたつき”が一瞬あり、巷で(?)よく言われているような「電子制御スロットル」特有のネガの部分への改善方法がないものかと模索していたところ、スロットルボディの交換という結論に至りました。

そこで、車両を購入し、普段からお世話になっているKITサービスさんにおいて、KITスロットルのモニターキャンペーンを実施していることをお聞きし、製品の加工精度や信頼性の高さからも判断のうえで、購入及び作業をお願いすることにしました。


○取り付け(交換)作業において

ノーマルスロットルの印象については、ディーラーでの試乗によりある程度は理解していたため、「どうせなら、スロットル交換してすぐに踏み込んでみたいな~」と思い…というより、慣らし期間中に交換した場合、アクセル全開の衝動に耐えられそうになかったので(笑)、慣らしとして設定した1,000km走行後のオイル交換の際に、作業をお願いしました。

前置きはさておき、作業にあたり、まずピカお兄ちゃんもとい、工場長よりKITスロットルについて、純正スロットルとの比較や加工部分、その精度について、丁寧かつ力強い(?)説明をしていただきました。難しそうなところは聞き流してしまいましたが(笑)、「へぇ~…ここまでやるんだぁ!?選んで良かったな~♪」と思った一幕でした。

取り付け作業としては、新型車ということや、作業中に他の箇所の交換や点検もやっていただいたりしたため1時間程度かかりましたが、単純に交換と言うことであれば、他車種の交換等同様に30分くらいで終わりそうな感じでした…インタークーラーが重くて大変そうでしたがm(._.)m


○いざ、試乗!!!(簡単なインプレッション)

まず乗り始めて、ワクワクしながら発進…はい、まだコンピュータが学習中だったので、エンストしそうになりました(爆)

さておき、試乗~現在100km程度走った感想をまとめると、以下の通りです。

【アクセルのレスポンス】

ここが今回のKITスロットルへの交換において、最も効果を期待していた部分です!

この点について、体感というものは人によって感じる差があると思うので、全員が100点満点とは言えないかもしれませんが、交換前後を乗り比べた自分としては、“ほぼ”100点となり、自分の持つGRBインプレッサの理想像に相当近づきました。(“ほぼ”の理由は後述の「まとめ」にて)

イメージとしては、アクセルを踏み込んでから回転数が上がるまでの時間(瞬間?)が、半分以下になったと言えば分かりやすいでしょうか?特に、街乗りの常用回転域(2000~3500)からのアクセルの“もっさり感”は、相当改善されたように感じます。

【その他】

そもそも、スロットルボディを大口径化することによるメリットは、それ以外にも沢山あったみたいです…乗ってみて分かりました(汗)

まず、発進の際の出足が軽くなったような、言うなれば「車が軽くなった」感覚すら憶えます。

次に、GRBインプレッサには〔SIドライブ〕なるものが装備されており、スイッチの切り替えにより3種類のモードを選択することが出来るのはご存知のことと思いますが、KITスロットルに交換後の全体的なイメージとして、ハーフスロットル域での力強さが1モード上がったように感じられます。例として挙げると、(交換前)〔Sモード〕=(交換後)〔Iモード〕といった感じでしょうか。これにより、特に街乗り等の領域において、交通の流れに沿ったスムーズな運転に、より一層寄与すると考えられます。…長期的に考えた場合「スムーズな運転(技術の取得)」=「燃費の向上」という甘い期待も抱いております(笑)

では、交換後の〔S#〕モードは?というと…フルスロットルにするとヤバイです。

ネットでよく見かけるGRBインプレッサの試乗体験記等において、「重さのためか加速を感じづらい」や「安定性が上がったため、従来のような爆発的な加速感が薄れた」といった書き込みも多くあり、自分も頷ける面を多少なり持っておりましたが、「スロットルボディ交換だけでそこまで変わる!?」くらいの「フルスロットルでの暴力的な加速感」を得られます。ハッキリ言って、これを味わうためだけでも「買い!」です。


(注)上記のインプレッション全般は、あくまでも私個人の「主観100%」により記述しておりますので、個人によって、体感の相違があることをご了承ください。


○交換するメリット・デメリットについて

【メリット】

上記インプレッションに挙げたような効果により、日常ユースはもとより、サーキットユースにおいても恩恵を受けることが出来ると思われます。ただし、自分はサーキットにおいて「人の車の助手席専門」なので保障はしませんが(笑)

また、純正スロットルボディを加工しており、その加工技術や精度の高さに裏付けされた安心感があること。

それ以外にもまだまだ気付いていない部分において、メリットありそうな気もします…

どちらにしても、〔S#モード〕での加速感を得るためだけの目的でも、「アリ」だと思います。

【デメリット】

強いて言えば、値段が高いと感じてしまう部分でしょうか。しかしながら、純正スロットルボディの定価が非常に高いことや、メリットに挙げたような加工精度を前提に考えると、コストパフォーマンスに優れているように感じられます。

その他のデメリットとして、「このパーツを付けています!」とアピールしたい人にとっては、装着していることが分かりづらいこと…この場合はステッカーを貼ってください(笑)


○まとめ(KITスロットルを検討されている方へ)

現在、交換時にバッテリー端子を外してから100km程度しか走行していないため(適当に走っていたから?)、まだまだコンピュータの学習する余地はあると思いますし、それぞれの車の状態や個人の感覚の違いによって、体感を一概に表現することは難しいのですが、少なくとも上に述べたような「何か」は必ず変わります。

それを高いと感じるか安いと感じるかについても、人それぞれとは思いますが、「純正にこだわりたいけど、この部分がちょっと不満」「マフラー入れてみたけど、次は何にしようかな~?」「一通りチューニングしてみたけど、もうちょっと…」といった、幅広いニーズに応えることが出来る製品と言えるのではないでしょうか。

また、「純正で満足」という人にとっても、なんらかの機会に取り付けることによって「うちの車はこんな面もあったんだ!」という感動に結びつけばなぁ~、と思います…まぁ、これを読んでいる時点で、そういう人は稀有でしょうけど(笑)

正直言ってしまうと、GRBに乗り換えるまでは「吸排気系のチューニング」=「マフラー、エアクリ、ブーストコントローラー…etc」という認識が強かったのですが、こういう方向性もいいのかな?と考え方が変わってきました。モチロン、KITスロットルを、吸排気系のチューニングに分類していいのか分かりませんが、ある一部分をスポイルすることなく、全体の領域を生かすという性質を踏まえると、非常に優れたチューニングであり、オススメだと思います。特に〔S#モード〕の…(以下略)

最後に、インプレッションにおいて「“ほぼ”100点」と述べましたが、“ほぼ”とは不満に感じていた点を改善したことにより、次なる改善したい点が出来てしまったためです…半分以下になったアクセルを踏み込んでからの時間を更に半分以下にとか、ターボラグが気になってきたとか…うぅ。物欲の大王様がうずいております(笑)

そんなこんなで長文となってしまいましたが、幅広いユーザーにKITスロットルはオススメできると同時に、「ご利用は計画的に」ということで、レポートの文末にさせていただきたいと思います。