こんにちは、RYOです‼︎

今回は、「ヨーロッパと中国の加工品の歴史」を紹介します。

12・13世紀になって、ほぼヨーロッパ全域でハムやソーセージが作られていました。
晩秋になると飼っていた豚をと畜し、一家総出でハム・ソーセージ作りに励みます。
肉の塊はそのままハムに加工して、細かい肉や内蔵、血液は、ソーセージを作るなど、蹄以外は捨てるところがないという位、家畜の恵みを大切にしていました。
そこで出来た、ハム・ソーセージは、家族や近所の人たちが集まって酒を飲みながら食べるなどして分かち合っていました。
この光景は、ヨーロッパの農家で年中行事のひとつとして行われていました。

中国では、10世紀の宋の時代に、金華火腿(チンホウアフオトゥエイ)というハムが生まれました。
当時名将といわれた宗澤将軍が、里帰りを終え都に戻る途中に偶然思いついたものと伝えられています。
豚の足を丸ごと塩漬けにしたもので、約一ヶ月塩漬けした後、4~6日間日干しにして作っていました。
杭州金華の名産品として中国人に人気があり、スープのだしにすると、最高のうまみが味わえたみたいです。

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日本では金華ハム(きんかハム)とも言われていて、
イタリアのプロシュット・ディ・パルマ、
スペインのハモン・セラーノと並んで世界三大ハムの1つに数えられています。