日本が、中国にGDP抜かれたあああああ!?


 ・・・という事に関して、騒いでる人を、いまだ見た事が無い(´ω`)y-~~


『GDP:4~6月期 中国、日本を逆転 反応は控えめ』 毎日jp 8/16

http://mainichi.jp/life/money/news/20100817k0000m020090000c.html


 実は、このニュースは、イギリスを始め欧州の経済誌では、大々的に取り上げられたそうだ。

飛躍する龍、沈む太陽」などと、センセーショナルな見出しを飾ったらしいが・・・


 当事者の日中は、キョトンとしてるようだ(・ω・)・・・



【ピンとこない中国】


 中国の国民の反応は、おおよそこんなものらしい。


「第二位?ウソだろ?」

「生活がちっともよくならないのに、どこが二位なんだ?」

「これで、国際社会への責任も増えるのかい??」


 ・・・とまぁ、冷めた見方が大半だ。



【どうでもいい日本】


 一方の日本も、「中国に抜かされた」事など、誰も問題視しない。


「不況で、デフレだし、当たり前の結果じゃないの?」

「中国の成長率を考えれば、時間の問題でしかなかったよ」

「えっ?日本って2位だったのかよwwww」


 ・・・GDP(国内総生産)は、国民の実感との物差しとして使うならば、「人口」を無視しては成り立たない。

 つまり、日本の10倍の人口がある中国は、まだ「日本の10ぶんの1の貧しさ」という見方も可能なのだ。


 だが、まぁどういう見方をするにせよ、両国の市民は「豊かさを実感できていない」のだから、勝負はどっこいどっこいであろう(´ω`;)



【中国優遇、やめまっす!】


 さて、3位に転落した恨み・・・ってワケじゃなかろうが、日本政府は、こんな発表をした。


『政府、特恵関税見直し着手 中国製品値上がりへ』 東京新聞 8/19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010081902000044.html


 後進国からの輸入を促し、その国の成長を助ける制度が「特恵関税」である。本来かかるはずの関税(輸入税)を、免除したり減額したりする制度だ。

 日本は先進国の責任として、154の国・地域からの特恵関税を認めているが・・・「もういい加減、中国相手は必要ないだろ」という事らしい。そりゃそうだよなwww

 GDP2位で、日本以上で、オリンピックを開き、核を持ち、常任理事国で、宇宙開発までしている国に、ODAだの優遇だのをしてやるいわれはないだろう。


 一説には、こうした中国優遇政策は「過去の戦争侵略に対する、ナナメ上の戦後補償」とまで言う人間もいるが・・・これらが見直されてるってことは、ある意味では自虐史観を見直している事にも繋がるんじゃなかろうか??

 特恵撤廃についても、自民党政権時代に見直しの機運があったが、自民の一部の派閥のせいで潰されていたという。

 つまり、自民党にだって「親中売国奴」はいるし、民主党だって時には自民政権以上に中国に厳しく当たっているわけである。(勉強になるかい、ネトウヨさん?)


 さて、これに関する記事の多くは「中国製品が高くなるので、輸入業者に打撃」と、そんなことばかり書いているのだが・・・

 逆に考えれば、日本国内の産業が対等に渡り合えるようになるのだから、プラスに考えてもいいんじゃなかろうか??なぜその視点を書かないのか、今回ばかりはマスコミを不審視してしまった(`ω´)



中国問題はおもろいよねえ・・・書きたい事いろいろあるよ。

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今回のアンケートは「【中国の特恵関税見直し】これを評価しますか?

http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=46100

そういえば日中ホットラインの話もあったな・・・今度記事にしようかな(´ω`)