「民主の内紛」については、何度か書いてきた。


『小沢一郎に民主党が破滅させられる』 7/30

http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10605043883.html


 まぁ、ここまでは「菅vs小沢」という、シンプルな構図に見えていたのだが・・・

 どうも最近「鳩山グループ」の動きが目立つ。いやはやwwww



【マニフェスト堅持、固まるグループ】


 8月6日、民主党の有志議員約150名により、とある会合が開かれた。

 その名も、

「09政権マニフェストの原点に返り『国民生活を守る』集い」

 ・・・だそうだ。


 まず、名前からして、非常に「反菅」である。

 菅総理がマニフェストを「現実路線」へ戻した事は周知であるし、というかわざわざ「09政権」と付けるあたりが、今の菅政権への当てつけにしか見えない(’ω’)


 総参加者は、民主党議員の3ぶんの1にもなる。

 小沢グループを中心に、鳩山グループもある程度混ざっているそうだ。


 会合の中身はというと・・・

「省庁予算を一律10%削減など、財務省官僚の言いなりだ!」

「このままでは改革できない!!体制を一新すべきだ!」

「今のままでは、一年生議員は全滅だ!」

 と、やはり菅政権への強烈な批判に満ちている。


 これとは別に、1年生中心・・・すなわち小沢氏の支援を受けて当選した新人グループも、100人弱集まり、別に会合を開いている。



【勢力を広げたい小沢グループ】


 この難局に、こんな会合を開く意図はもちろん「9月の代表選」へ向けた勢力争いであろう。

 小沢氏本人が出るにせよ、その傀儡が出るにせよ、ここで菅を弱らせておきたいという意思がハッキリ見える。


 しかし・・・以前にも批判したが、どうもこの動き、国民には納得がいかないのではないか?

 菅総理は、あんまし期待されていないにも関わらず続投が求められているし、そもそも小沢系列の台頭を望む声は非常に少ない。


「改革だ!」、「政治主導だ!」、とは、よく言えたものである(-ω-)

 緊縮財政、予算の再建化を「財務官僚の言いなり」とレッテルを貼るとはね。

 省庁予算を維持することこそ「バラまき」であり、官僚を喜ばせる事に他ならないと僕は思うのだが、どうも「反菅」すなわち「小沢グループ」は、ますますバラまきをしたいようにしか見えないのだが・・・?


 増税も、緊縮も、世論調査を見れば、すでに多くの国民が支持を始めていることだ。

 ここで与党の一部勢力が逆行する動きを見せて、国益にかなうのだろうか?そこが疑問でならない(´Д`)



【第三極:鳩山グループ】


 なにげに鳩山氏も、100人弱の「グループ」を持っている。

 総理辞任と同時に、その代表を辞していたのだが、最近になって「特別顧問」として復活したそうだ。


 小沢グループと菅グループが拮抗した場合、鳩山グループの動きですべてが決まるわけであり、メキメキと存在感を示し始めている。


 衆院マニフェストはもともと、鳩山政権のものであるし、「それを完遂すべし」という小沢グループとは、一見、主張が同じようにも思える。

 だが、鳩山氏はもともとそんなに、小沢氏に近くはない。また、「自らの立場と引き換えにしてまで」引きずり下ろした相手を、ここにきて持ち上げるのも、あまりに無理がある


 今のところ、鳩山氏は「菅総理を支援」をしているようだが・・・グループ内でさらに紛争が起これば、もはやどうなるかわからないだろう。



【どこまで堕落するのか、民主】


 菅総理も、そんなに褒められた総理じゃないが・・・

 今の状況で、ここまで党内が「自分勝手な人間ばかり」なのも、見ていて非常に残念な思いである('A`)


 ここはまず、本当の本当に、原点に立ち返って、「国民のために、どうすべきか?」を、個々人で考えてもらいたい。

 自分の利益や主張ばかり唱えて、対立ばかりするような党では、やがて民主党全体としての信頼が下がっていくだろう。同じ党にいる以上、空気を、そう、「国民の空気を読め」と、そう思うわけである(`ω´)



ま、KYなやつ、面白いけどなwww

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