プロ市民もとい「自称・市民団体」の暴走もといご活躍により、首都圏を中心に「上映自粛」が広がっていたイルカ漁ドキュメンタリー「ザ・コーヴ」
だが、徐々にまた「なんとか上映しよう」という動きにあるらしい。
この件に関しては、下記の記事にも書いた。
『ザ・コーヴ上映妨害に賛同する全体主義者』
http://ameblo.jp/kitanotabito/entry-10554740091.html
今回、ちょっと思いついた事があったので、追加だ。
【アカデミー賞だーハハー!】
そもそも上映反対の理屈は、こんなところだ。
「ドキュメンタリーではない、反日プロパガンダだ」
「この映画は、シーシェパードという犯罪組織の資金源に繋がる」
「盗撮などの犯罪行為でおこなわれた映像を認めるべきではない」
などなど。
まぁ、これら個々の意見への反論は、以前の記事でもやったので、置いておく。
ではこの「ザ・コーヴ」が、実際に、犯罪プロバカンダ映画だったと仮定しよう。
ならばなぜ、アカデミー賞の長編ドキュメンタリ部門で入賞したのだ???
世界にもいろいろ映画賞はあるが、アカデミーといえば「日本でも中継されるほど」の、大権威の映画賞ではないか。
そこが「讃えた映画」なのだよ、ザ・コーヴは。
アカデミー賞の受賞作を決める委員は、ハリウッド映画関係者が多く、「決して公平ではない」という批判もある。
実は、ハリウッドの俳優や監督の中には、シーシェパードに数億円も寄付している人間もいる。反捕鯨論者が多いのだ。それが「ザ・コーヴ」の受賞の背景にあるのかもしれない。
・・・だが、どちらにせよ、ハリウッドのお歴々は、コーヴを絶賛したのだよ??
【アメリカはおかしい!!って言わないのか】
となれば、「反・コーヴ団体」たる「主権回復を目指す会」や、その類似団体は、まずもってアカデミー賞を批判すべきではないか。コーヴが広まったのは、アカデミー受賞がきっかけなのだから。
「犯罪映画にお墨付きを与えるとは何事だ!?」である。
そして、「今後、ハリウッド・アメリカ映画は日本で見ないようにしよう!」と、キャンペーンを打つべきである。
・・・が、「アメリカそのもの」に対する批判は、とんと聞いた事が無い。
まぁ、ああいう輩はいわゆる「親米右翼」が多いからだろうw
最近の「自称・愛国者」には、まるでアメリカの回し物かというくらいに、アメリカをもてはやしたり、意図的にアメリカの不備を無視したりする人も多い。
彼らは「日本の国益のためには、アメリカに従うのがベストだ」と、のたまう。
なんだか、アメリカ政府のネオリベ政治家の意見をそのまんま聞かされているようで、不思議な気分にさせられる・・・ま、あいつら見た目からしてコワイもんな。ヘーコラしたくもなるわなww
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久々のアンケートは『ザ・コーヴもアカデミー賞も同様に批判されるべきか? 』
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=41348
いやぁ映画ってホンットにいいもんですね、それではサイナラ×3