僕がそもそも自民党を拒否したのは、その「利権体質」が最大の理由である。
ではなぜ、自民党は利権集団となったのか?それは「万年与党」だったからにすぎない。
だが、考えてみれば・・・
自己の利益だけを追求する輩は、「与党(実力者)であればなんでもいい」のではないか??そゆこと、イデオロギーもクソもありゃしない(´Д`)
それを裏付ける報道もある。自民にくっついていた多くの団体が去り、急速に民主議員に接近しているそうだ。
【なぜ??利権政治の悪質性とは】
政治にはカネがかかる。そりゃもう多額の金だ。
だから献金が欲しいし、必死に応援してくれるバックボーンがあればなおいい。
団体は当然、「自分の言う事を聞いてくれる政治家」がほしい。
公共事業の誘致などをしてくれる「セールスマン」がほしいのだ。
かくして、政民の癒着が成る。
さて、これの何が問題なのか??
地元に公共事業がくれば、経済が潤ってみんなハッピーじゃないのか???
そう、そんなふうに誤解され、今まであまり「悪」だと言われてこなかった。
だが、これには二重の悪が働く。
1つは、「国民の血税が、一部地域のためだけに使われる」事だ。地元のうるおいの素は、日本中の国民から寄せられた税金なのである。
もう1つは、「真面目な業者がソンをする」事だ。公共事業が町にきても、その受注は、「選挙を積極支援した団体」に回される。つまり、政治で仕事を得る事をよしとしない、クリーンな建設業者は、本来ならば自由入札で受注できたかもしれぬ公共事業まで門前払いされる可能性があるのだ。
こうしたカラクリは、直接的な被害者が見えづらいため「悪」だという認識自体が広まっていない。
だが、チリもつもれば、900兆円の借金になるのである。そのツケは、今後の国民が背負うのだ(゚Д゚)
【小沢流・カネカネ選挙術】
小沢一郎が、あれだけ求められ、あれだけ拒否されたのは、やはりカネのためだろう。
選挙とはカネ(実弾)であり、豊富な資金を持つ小沢氏なしでは、勝てない議員も多いからだ。
だが、そもそもそんなやり方と「決別したい」とする民主の一派からは疎まれる。
結果的には今、小沢氏は失脚させられ、表面上はクリーンな政党に近づいたようには見える。
小沢氏はすごかった。
丹沢ダム。八ッ場ダム以上に大規模なこれは「小沢ダム」とまで呼ばれた。
小沢と西松建設は話題になったが、小沢氏はどこの建設業者ともすごい蜜月ぷりだった。
各業者に、「投票名簿」を作らせる。つまり「小沢や、その仲間に必ず投票します」という約束をした人間を列挙させたリストのことだ。
建設業者は、自分の社員を含め、下請けや知り合いをかけずり回り、多くの「有権者」をかき集める。
そのリストは小沢の選挙事務所に届けられる。そして、小沢のスタッフが実際に「電話」をかけてみる。
名簿に載っている人が、ちゃんと投票してくれそうか、電話口で感触を確かめるのだ。この調査によってリストはランク付けがなされる。これでは業者も「テキトーに名前を書きました」というわけにはいかない。
こうしたやり方は、公明党&創価学会の常套手段によく似ていると思う。
他にも、業者の社員を駆り出させ、選挙ボランティアとして活用する。
こうして「実際に汗を流してくれた」業者を、小沢はことのほか重用したという。
重用、とはなんのことか?
そう、「公共事業をプレゼントする」事である('A`)
【高速道路をめぐる民主の内紛】
「無料化しろ」とした小沢氏と、「厳しい」とした前原大臣のゴタゴタは、TVでも話題になった。
しかし、これは決して庶民の味方ではない。
何故なら、小沢幹事長とその側近は、ほとんど密室で「ガソリン税の廃止を延期」しているからだ。
先日の新聞記事によれば、全国に大量にある「トラック運送団体」が、必死に高速道路の値下げを求めたそうだ。
彼ら運送業者にとり、高速料金は非常にウェイトが大きい。必死になる気持ちもわかる。
だからこそ・・・彼らの「誘惑」になびく民主議員も出始めた、とある。
ガソリン税は維持しながら、高速無料化はおこなう・・・これは、小沢流の「票集めビジョン」だったのかもしれない、と思った(・ω・)
なにせガソリン税は「高速道路をつくるための税」である。そして無料化で、全国各地の運送やさんの組織票が望める。これはオイシイ(’ω’)
【高速道路を作ろう会!?】
いつぞやの新聞記事で、選挙に危機感を強める民主の議員の内部文書が記事にされていた。
そこには
「地元の企業のために高速道路を誘致しよう」
という目的がロコツに書かれており、民主党にも「道路族」がいる事を証明していた。
まこと、道路とは金であり、金とは政治なのだなあ('A`)y-~~
【体質改善は、国民が担う】
自民が腐っているわけでもない。民主が腐っているわけでもない。
単純に「権力」には、亡者がたかるだけである。
これを避けるには「利権政治屋を許さない」ということを、国民が堂々と示さなければいけない。すなわち「道路は金にならない」事を証明するために、そういった政治家どもを落選させるのである。
具体的には、「そういう議員に投票しないこと」があげられる。
だが、それだけじゃ頼りない。しかし、みんなして「どこかに投票」すれば、投票率自体は上がる。
投票率の増加は、「組織票を弱める」事になる。
例えば、A議員には応援団体がいて、「確実に3000票が見込める」とする。
さて、そのほかの有権者が、仮に2900人しかいなかった場合、全員がB議員に投票しても、絶対にA議員には勝てない。
だが、投票にいく有権者が50000人いたとしたら?手堅い3000票を持つA議員は確かに有利だが、50000人の意向1つで簡単にひっくり返る。
すなわち「浮動票」の増加こそが、利権屋の力を相対的に弱めるのである。
というわけでみなさん、選挙いけ、選挙w
【馬渕議員に習う・団体献金の禁止】
民主党のマニフェストにもある、「企業・団体献金の廃止」。
特に強力に推進しているのは、民主の馬渕議員だ(この人は、なんと国交省の副大臣であるのだが)
朝のワイドショーなどにもよく出るこの人は、団体献金を一切受け取らず、「個人献金」だけで活動している。
企業や団体が金を送るから、政治と民間の癒着が生まれる。
確かに、そう思う。こうしたやり方はよろしくない。
まぁ、単純に禁止したところで、抜け穴などいくらでも出来そうな気はするのだが、少なくとも今ほどロコツな便宜供与はやりづらくなるだろう。
この法案は、自民党は強硬に反対しているし、民主党内からすら根強い反対がある。
それでもぜひ、やってもらいたいと思う。
【カネのかからない政治へ】
そもそも「選挙に金がかかる」という前提自体を破壊すれば、多くの問題が解決するだろう。
自分は「政党助成金に代わる支援制度」を模索しているが、ひとまずこれは置いておく。
選挙カー?ビラ?そんなものなくても、なんとかなる!!
・・・っというふうにするには、より多くの「選挙ボランティア」が必要になるだろう。
せっかく、高齢化社会も進むのだ。今後、お年寄りは、チラシ配りや集会の準備等で候補者を支え、人件費などのコストを大幅に減らすようにできれば、政治の風通しもよくなるだろう。
当然、我々若者も、積極的な活動が求められる。
結局、政治とは、我々自身の問題なのだから。誰かにまかせっきりにしていては、何も変わりはしないのである。
とはいっても、取り立てて応援したい候補者がいないもんだよね、悲しいね!!
そんなアナタは、北野旅人を応援してください!!ポチっとな。
今回のアンケートは『企業・団体献金の禁止に賛成?反対? 』
http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=40725
さぁさぁはったはった!