っと、過激なタイトルでゴメンチャイ(’ω’)

 ネットに限らず、右派とは「反亜・親米」な傾向にあるのは、よく知られている。

 そりゃまあ僕だって「アジアか、中国か、どっちか選べ!」と言われたらアメリカを取る(´ω`)


 だけど、どうもネトウヨの中には「やたらアメリカに尽くそうとする」人間が散見できる。

 このへんは、本職の右翼(笑)とだいぶ違うように思えるのだが。



【そもそも、右翼って?】


 乏しい知識で語るのも心苦しいが、とりあえず前提として語っておかなければ、ね。


 そもそも戦前の右翼は「親亜・反欧」であった。西側の帝国主義に反発し、アジアを1つの共同体と見なし「解放」を支持したのだから(侵略とも言うかもしれないが、それはさておき)


 ところが戦後は、右翼の敵は「共産主義」になる。となると、中国や北朝鮮を嫌うのはわかる。

 で、アメリカに対しては「敵の敵は味方」ということで、良い感情を抱くようになったとだと思う。

 考えてみればおかしな話だ。軍国主義・亜細亜解放万歳の右翼に公然と反対し、攻撃し、日本を叩きつぶしたアメリカを、戦後コロっと「仲間」と認識してしまうのだから。

 今でも「太平洋戦争は正しかった」という右翼は多い。それなのに、それを阻止したアメリカと肩を組んでいる。僕にはエライ矛盾に感じるのだが、どういうことなんだろうね?


 ・・・ちなみに、右翼の中にも反米勢力は少なくないそうなので、そちらもご了承ください(-ω-)



【親米だけど忠誠を誓ってはいない?】


 軍国主義者の多い右翼にとり、「同盟軍」「日本を守る軍人」たる米軍を支持するのは、当然の感情かもしれない。

 だがそこには「日本の自衛隊だけでは不足だから」という、消極的な賛成があったように思えた・・・今までは。


 だが先日、ミクシィの政治討論で日米関係について話し合うと、なんというか・・・

「日本は二流国なんだから、もっとアメリカに尽くさなければならない」

 とでも言いたげな論調が多くみられ、ちょっとビックリさせられたものである。


 そもそも右翼の「愛国主義」とは、母国に誇りを抱くことではないのか。

 にも関わらず、自国を卑下するかのような発言が飛び出すのである。

 例えば・・・こんなかんじ↓↓↓


「思いやり予算だって、日本の享受している利益から考えれば安いもの」


「対等の外交関係を築きたいなら、せめて安保条約の片務性ぐらい、改めなければなりません」


「アメリカと真に対等な関係など有り得ない」


「対等であろうとすれば当然の如く、アメリカに対してより積極的な協力が求められるのは必然的です」


「常任理事国であり戦勝国でもあるアメリカと対等な立場でってのが有り得ない話だろ
それにアメリカのおかげで経済が急成長すらした過去もあるわけだしな」


「ただでさえ、基地を提供してるだけの「安保ただ乗り日本」が、自国の利益にもなっている海兵隊沖縄駐留に口を出せるとでも思っているのですか?」



【彼らの狙いはなにか?】


 僕は当初、こうした「日本卑下発言」を、「日米同盟の不平等さをダシにした、日本の軍拡の正当化」につなげる理論かと思っていた。

 だが、どうも彼らは、憲法改正だの自衛隊増強だのは、あまり念頭にないらしい・・・もちろん、それを望む、古き良き右派も、ある程度はいますがw


 日本はアメリカより格下だ、仕方ない、だからもっと金でも油でも負担するべき。


 こんな意見を、愛国者が言う???

 まるで、日本の国益じゃなくて、アメリカの国益を優先しているみたいじゃないかwww


 だから僕はつねづね「ネトウヨはCIAの回し物だ」と、皮肉を言うわけである(’ω’)


 しかし最近、ネトウヨを研究していて思うのは、その最大の根っこは「親自民党・反民主党」である。

 彼らは、自民を持ち上げるためなら、あるいは民主を貶めるためなら、なんでも持ち出すし、ホイホイ意見を変えるのである。

 この視点に立つと、彼らの「アメリカ万歳」は、むしろ「戦後の自民党の政策万歳」に繋がるのではなかろうか?


 自民が決めた移設案を、民主が動かそうとした。

 この状況で自民党を擁護するに、一番早いのは「アメリカに付く」事だからだ。

 そういう心理が「アメリカに申し訳ないと思わないのか!!」という結論を導いてくるのだろう。


 彼らは愛国者ではなく、愛・自民党者なのだろう。

 ネット世論は「みんな自民党が好き」だから、それに乗っかろうと必死なのである。ブームってやつだね。



【最後に・・・日米安保について】


 日米同盟とは「日米安保条約」の事だ。

 この条約は「アメリカが日本を守る」事を明記しているが、日本にアメリカを守る義務はない(まぁ、その必要すらないだろう、世界最強軍なのだから)

 また、日本の責務は「基地を提供すること」と、「憲法の範囲内で、軍備増強に努めること」である。


 いいですか、アメリカという契約至上国家は、この条文を承知でサインしたんです。

 だから、アメリカに守られている事に感謝するくらいはかまわないが、申し訳なく思う必要はない。彼らもまた、地理的に貴重な基地を与えてもらっているからだ。また、日本の維持はアメリカ勢力の維持でもある。

 日本の武力が弱く、(アメリカが作った)平和憲法を承知で握手したのである。どうして「アメリカと同じだけの負担」を背負う必要があろう??

(そもそも平和憲法そのものが、戦後日本をアメリカに依存させる策略なのだろうが・・・ま、このへんの議論はおいておこう)


 日米同盟堅持でいくなら、憲法を無理やり改正したり、変な特措法を作る必要もない。


 思いやり予算だって、もっと値切ってみてもいいはず。それなのに、ほとんど無審査で、勝手に増額されている。こういう事は国民の目に見えるところでやるべきである(`ω´)

 不平等条約に不満が芽生えたのなら、アメリカは堂々と表から要求すればよろしい。それをされる前から、ヘコヘコと頭を下げて金をバラまいてどうするのか??


 ・・・と、僕なんかは思うんだけどね。

「過去の自民党政策を擁護」するためには、「あれが正しかった」と唱えるためには・・・アメリカを「ジャイアン化」する必要が、ネトウヨにはあるのかもね?



【ついでに・・・米軍基地は金の成る木か?】


 右派の方はよく「米軍基地は沖縄経済に貢献しているから、無くすべきではない」という(沖縄県民の意思とは別に、だ)

 確かに、返還直後の沖縄の「経済的基地依存率」は15%あった。だが今は5%を切っていて、学者の中には「基地の跡地を利用すれば、今以上に経済が発展する」という人も少なくない。


 そもそも、本当に米軍基地が「金のなる木」なら、なぜ橋本さん以外の都道府県首長が受け入れを反対するのか??

 カジノを欲しがる知事はいるし、刑務所を欲しがる自治体もある。経済的メリットでだ。でも、「基地がほしい」という話は、トンときかない。

 沖縄の基地がそんなにいいものなら、移設の実現性はさておいて、とりあえず名乗りを上げればいいじゃないか。「ウチにもきてください、米軍ウェルカム!!」ってさ。


 それが起きないのが、「沖縄の基地が多大な負担になっている」事の証明なんだよね(-ω-) 



僕もアメリカは好きだぜ!!!でも鳩山さんはアメリカに潰されたな!!!

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ちょっと選択肢多くてごめんね!!