皆さま、いつも有難うございます。
朝晩の冷え込みが身に堪えております会社設立サポートセンター練馬・
センター長の北島です。
今年も早いものであと残り90日を切りましたが、目標に向かって取組んで
きた活動の集大成としてまた来年に向けて『実りの秋』としたいですね!
今回も前回に引き続き「経営の達人」として『経営会計(PDCA)の活用』Part2
をお贈り致します。
パート1では、最近の経営環境の変化を企業の倒産件数から分析し、さらに
危機を乗り越えた企業の特徴について見ました。
パート2では、『経営会計』導入の必要性とその定着について考えてみたい
と思いますぞ!
3.『経営会計』導入の必要性
近年の様な激動の時代において、経営者には外部環境と自社の内部環境
それぞれを適切に把握し、的確な打ち手を講じていくことが求められており
ます。
その結果として、選択を誤れば衰退の方向、すなわち業績不振に陥ってしま
います。
よって、打ち手は環境変化に応じ、柔軟に変化させていかなければなりません
が、その方向性がただ環境変化に惑わされているだけであれば、経営がブレ
て、永続的な発展は見込めません。
永続的な発展のためには、「我社は何のために社会に存在しているのか?」
という存在意義、つまり「経営理念」がビジョン、経営戦略、経営計画、そして
日々のPDCAサイクルに首尾一貫して貫かれており、ブレない経営を行なっ
ていることが必要条件となります。
そこで、自社の業績を数字で定量的かつタイムリーに把握し、的確かつブレ
ない経営判断に資することができる『経営会計』の構築・導入が必要なので
すね!
4.『経営会計』を定着させるには
あるお客様(以下、A社とします)でも『経営会計』に係る一連の仕組みを構築・
導入させて頂きました。A社では、高品質なサービスと強い営業力により、業界
最大手の地位を確立しておりましたが、次のような大きな経営課題が導入前
に認められました。
◆売上高重視で利益思考になっていない
そのためA社では、売上が伸びても利益が残らず、銀行借入により維持存続して
いる状態でした。
しかし、今後の苛烈な競争下を生き残るためには、これまでのブランドイメージを
維持し、サービス品質と顧客満足のさらなる向上を図りつつも、売上高だけでなく
利益も思考することが急務となったのです。
そこで、経営革新の一環として、『経営会計』の導入を決めました。
ここで、仕組みの構築は重要ですが、実効性を担保するためには、その定着が
さらに重要なのです。
A社での定着に当たり、大きく次の2点がポイントとなりました。
1)自発的な取組み意識を高めるための仕組み作り
導入時は慣れるまで業務負荷が高くなりますので、目的やメリットが十分に認知
されない場合、優先順位は低くなります。
ここで強制しても結果やその分析資料の作成が目的となり、成果も出ず、定着
しません。
そこで、まずは目的・目標(ゴール)を明確化し、経営者自ら率先しての取組み
推進及び対象者への徹底浸透を図りました。
また、楽しくゲーム感覚で取組めるような仕組み(シンプルなルール、成果の見
える化、相応の評価等)へと都度見直しを行い、動機付けを図りました。
2)会計関連知識の基礎力の強化
楽しく取組めても、会計関連知識の基礎力が不足しておりますと、PDCAの”CA”
で効果的な検証・改善ができません。実際にA社でも管理会計の基礎力にレベル
差が見られ、それがボトルネックとなっているようなケースが見受けられました。
そこで戦略・マーケティング等も考慮した管理会計教育(下記イメージ図参照)等
を中心に、実務に活かすためOJTでのフォローを併せながら基礎力の向上を図
ったのです。
はい!だいぶ長くなりましたので、今回はここまでにしましょう^^。
では、次回も引き続き「経営の達人」パート3をお贈りしますのでお楽しみに!
合掌
お客様の永続的発展は私たちの喜びです! 北島眞綜合会計事務所は開業以来「企業の親身な相談相手」を心がけています。 おかげ様で顧問先企業様のご不満や苦情を1度も頂戴することなく、練馬区で開業47周年を迎えることができました。 企業の会計・税務・労務・経営全般に関するご相談をお待ちしております。 相続の名義変更から申告手続まで! 面倒な相続手続は税理士北島眞の練馬相続相談所にお任せください。 難しい局面にあるお客様を、私たちは専門的な総合力で安心へ導きたい。 税務調査対策から相続税の節税、相続トラブルまで47年の実績でお手伝いします。 会社設立サポートセンター練馬なら会社設立後のご不安もお任せ下さい。 社長の大切な夢をかなえるため会計・税務まで全面バックアップいたします。