『綱引いちゃった!』 2012年・日本
一致団結だ。
女の友情だ。
ザ・オーソドックスだ。それがホッとするのは年を食ったからか、当方が?いや、万人受けは重要だ。
綱引きだ。女が綱を引くのだ、こんちくしょう。
メンバーは主婦から若者まで幅広く、事情を抱えて慎ましく、泣いたり笑ったり生きている。
女としては身につまされる設定などもあったりして。
なので、まるまるコメディかと笑って観ていたら、意外なホロリに驚いた。
こういう映画も必要だ。
大分県だ。
サッカー馬鹿としては、大分トリニータのマスコットのニータンは激カワイイので大好物。そのニータンが市長の机の上に。おお!と盛り上がる。私事ですみません。
大分案内。空から小道から。
景色を写し取るカメラの色調が素敵。
地方ロケはいい。空気を閉じ込めて届けてくれる。爽やかな風が吹く。
井上真央の大分弁が激カワイイ。それでなくても可愛らしい。
松坂慶子も可愛らしい。『蒲田行進曲』の小夏もモチロン愛しているけれど、増量してからも好き。そういえば、銀ちゃんも出ている!と今頃。
渡辺直美は絶妙なエッセンス。
久々に目撃の浅茅陽子の手堅さたるや。
西田尚美は基本、いつも同じ芝居なのに惹かれるのはナゼですか?
黒一点の玉山鉄二は純粋バカ。お笑い部門担当が大成功。
『北の国から』で例えると、気配りできる草太状態。惚れる。
水田伸生監督の映画は未見だけれども、ドラマ『Mother』にはハマった。
今回も、実は重たい事情がアチコチに。なのに爽やかな後味。
ダレる時間もあるけれど、たぶん、この塩梅でよいのだろう。
この映画は、定番の定食を、品質を保って作る努力をしていた。
簡単そうで難しい技だ。
地方都市は大変だ。
女も大変だ。
だけど、出来ることがありますよね?
これは、そういうお話。
スクリーン(TOHOフリーパスポート)
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