木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島の滝

『尾ノ島の滝』
この滝は、御嶽行者の霊場として有名です。
天明年間(1781~1788)、御嶽開山の祖・覚明行者は、
この滝の有限な景観に感応し、この地から御岳登山を思い立ち、
滝に打たれての『水行』満願の日、山頂に向かったといわれています。
その後、「冷川(つめたがわ)上流のオノシマという滝で苦行し、
自ら覚明法流空明と称した」と文献にあることから、
木食空明もここに篭もったといわれています。(看板より)


木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島看板1

木曽町開田高原の「開田高原キャンプ場」のすぐ近く(800m)にあります。


木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島看板2

車でさらに、舗装されていない林道のような道を進めると、
すぐそばまで(300m)までくることができます。


木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島看板3

そこから、坂道を降りていくと『尾ノ島の滝』があります。


木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島の滝2


木曽路名水探検隊のブログ-尾ノ島の滝3

周りの石が黒く濡れていることにお気づきでしょうか?
落差およそ30mからの水による勢いはかなり凄く、
滝に近づくと押し戻される位の風圧を感じます。


昭和初期には2本あったそうですが、水力発電所建設計画により1本残すのみとなったそうです。
冬の厳寒期。白くなった風景も訪れたいと思いました。(nao)