甘口が出ない「おおまきの岩清水」に落胆した我々は、木製の看板の案内に従い、半信半疑のまま、小黒川沿いをさらに北上しました。
人家もなくなり、生い茂った草木が脇からせり上がる道を進む光景は、何とか探検隊のようです。
「我々は小黒川沿いに未開のジャングルを進んだ。都会の喧騒を離れた人気のない山奥には、数多の神々が宿っているかのようだ。」
「すると、○○ひろし探検隊の視界にとんでもない光景が飛び込んできた。」
「じゃじゃじゃじゃーん!おっ、あわっ」
いやいや、我々は 「木曽資源発掘隊」 、そしてその下部組織 「木曽路名水探検隊」 なのです。
清内路に未開のジャングルがあるなんて言ったら怒られるw
と、しばらくして、我々の視界は突然広がりました。
おおまきの岩清水の近くにあった看板と全く同じ看板です。
そこには、川沿い一帯の草木を伐採した、あたかもキャンプ場のようなスペースが広がっていました。
明らかに人の手による階段を下り、辺りを探ります。
「こんにちは。お邪魔します。」
大かつら?どこだろう。
川に橋が架けてある。さらに進みます。
「すると、大自然の神秘たる巨大なかつらの木が、文明にかぶれた人間の侵入を拒むかのように大きく立ちはだかっているではないか。」
「我々は息を呑んだ。」
「ジャジャジャジャーン!」
いやいや、そんなに大きくはないw
多分、これが「山の神大かつら」ではないかと思います。
困ったときのウィキペディア によると、「かつら」 とは、マンサク目カツラ科カツラ属の落葉高木で、日本で自生するものはブナ林域などの冷温帯の渓流などに多く見られるそうです。
高さは30mほど、樹木の直径は2mほどにもなり、葉はハート型に似た円形が特徴的で、秋には黄色く紅葉するとのこと。
多分、これなんだけど、巨木というほどではありませんね。
1本、太い幹がありますが、取り囲むようにして、細い幹が何本も生えています。
途中で折れてしまったところから生えてきたのでしょうか。
いずれにしても、人の手が加わったこのスペース、誰の土地で、どのように使うものなのか、全くわかりません。
いずれ案内板でもできれば、改めてご案内、という運びになるのでしょうか。
「大自然の神秘を感じながら、再度この地を訪れることを誓って、木曽路名水探検隊は勇気ある撤退をするのであった。」
「謎の生物を求めて、
行け!木曽路名水探検隊!
がんばれ!木曽路名水探検隊!」 (momo)