八幡宮で木曽駒ヶ岳の絶景を楽しんだ我々は、近くにあるという 「阿弥陀堂」 を目指し、さらに西方へと向かっていました。
すぐ近くにあるはずなんですが、そのような歴史的な建物はちっとも見当たりません。
ん? 石仏がたくさん並び、その横に集会所らしき建物が。
いくら石仏が並んでいるからって、これが阿弥陀堂なわけないない。
おや? 真ん前に立札があります。
「阿弥陀堂」 ってちゃんと書いてあるな。
いいや、いっくら私がぼけているからって、この建物が阿弥陀堂なんてことあるわけがない。
建物にも看板がありますね。
賽銭箱があって、「日向生活改善センター」 と書いてあります。
もう、わけがわからなくなってきました
もうひとつ看板が ・・・・・・・・・・・・ 「日向阿弥陀堂」 ・・・・・・・・・・・・ ほんまや
でも、この中にありがたい阿弥陀様が安置されているのでしょうか。
まだまだ半信半疑である我々は、裏手に回ってみました。
そこには、真新しい建物がありました!
集会所を見下ろすように建っているのは、阿弥陀像の収蔵庫です。
案内板を見ると、平成2年10月に建立されたというこの収蔵庫には、
「県宝 木造阿弥陀如来座像」 が安置されているそうです。
おいおい、県宝じゃないか。 変なこと言ってると罰が当たるぞ。
さらに、案内板によれば、
「本像は桧材の一木割矧ぎ造り、内刳、漆箔を施し彫眼、像高六十八糎の座像である。
螺髪は彫出しとし髪際は一文字、衲衣は左肩よりかかって僅かに右肩を蔽う。
弥陀の定印を結び、右足外にして結跏趺座し肉髻朱及び白毫は欠失している。」そうです。
68センチですか。 そんなに大きくないんですね。
木曽最古の仏像ということですが、言葉が難しくって、イメージがなかなかわきません。
県宝の性格上、簡単には公開できないでしょうが、せっかく案内板があるのだから、せめて写真を掲示してはいかがでしょうか。
宗教上の理由で写真を掲示できないとか、あるのでしょうか?
でも、人間の心理として、見られない、と思うと、俄然見たくなりませんか?
案内板に、祭礼は4月3日とありますから、そのとき、見られるかもしれませんね。
4月3日は、 行ってみ阿弥陀堂 ですよ、みなさん。(momo)