やってきました定勝寺!


 岩出観音で、紅葉と桜の不思議なコントラストを楽しんだあと、さらなる紅葉が美しい場所を求めて、一行が目指した次なる目的地は「定勝寺」。

 今年は暑い日がかなり長く続き、少し厳しい気候だったことから、ちゃんと紅葉しているか心配しながら訪ねた一行でしたが…なんと、定勝寺はメンバーのその心配をあっさりと打ち破ってくれたのでありました。



木曽路名水探検隊のブログ-定勝寺1


 到着した一行を真っ先にお出迎えしてくれたのは、お寺の門へと続く紅葉のアーケード。 

 階段を中心にして両側に連なる木々は、紅葉の代表色の赤色を筆頭に、橙色、黄色、黄緑色、緑色などの様々な色に木の葉を染めて、鮮やかなグラデーションを形成しており、その見事な秋の紅葉の美しさについ見とれてしまうメンバーでありました。


木曽路名水探検隊のブログ-定勝寺4

 

 そんな紅葉のアーケードに包まれた階段を一段一段上がり、門をくぐり抜けた先に待っていたのは、存在感を放ちながらも穏やかな佇まいを見せる寺院などの建物と、趣のある岩石や砂石の絨毯、そして紅葉鮮やかな木々が織り成す、なんとも風情溢れる庭園。一歩足を踏み入れれば、落ち着いた情緒豊かな雰囲気に包まれて、慌ただしい日常を忘れさせてくれるようでした。



木曽路名水探検隊のブログ-定勝寺2
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(小京都のような雰囲気を感じさせてくれます)


(写真ではよくわかりませんが、遠くには大きな鐘も見えました)
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木曽路名水探検隊のブログ-定勝寺3


 「紅葉」というと、木の葉が真っ赤に染まった情景を思い浮かべる方も多いと思うのですが、赤色から橙色・緑色まで、いくつもの色が合わさることでできる紅葉もまた、とても美しいものですね。


 さて、この定勝寺。木曾氏によって創設されたとされ、臨済宗は妙心寺派の寺院。木曽町福島の興禅寺、長福寺とともに木曽三大寺の一つにもなっており、定勝寺が最古刹だそうです。度重なる木曽川の氾濫によって、何度か倒壊の被害に遭いつつも、そのたびに再建してきたのだとか。ちなみに、現在の建物は1598年に建立されたもので、現在、本堂・庫裡・山門は国の重要文化財にも指定されています。由緒あるお寺なんですね。




 「せっかくの秋なんだから、どこか紅葉のきれいな場所に行ってみたい」…そんなときには是非、定勝寺を訪れてみてはいかがですか。(情報によると、春にはしだれ桜が咲き乱れる美しい光景も見られるそうですよ!)                                                     yoko)