木曽町開田高原キャンプ場近くにあるこの

滝は、これぞ「滝」と思わせる滝だった。
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キャンプ場をさらに進んだ道の先に、滝の案内板が立ててある。その案内板からは300メートル程離れているにも関わらず轟々と水の打ちつける音が聴こえる。この音を聴いているだけで、興奮してしまう。案内板から山道を下ると(300メートルとはいえ、けっこう急で大変……)滝は姿を現した。



落差30メートル、横幅10メートル程であるが、水量は豊富。打ちつける水の音は、低く迫力がある。滝の下に立つと落下する水が風となり、霧を運んでくる。涼しくて気持ちがいい。真夏に訪れていたらさらに快感だっただろう。冬には姿を変え氷爆となるらしいがそれも興味深い。



男女で表現するならば、このブログで以前紹介した「小野の滝」は水の落ちるラインが綺麗な女滝。この「尾の島の滝」は迫力もありゴツゴツとした男滝と私は思った。

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写真にもあるように、この滝は御嶽教信者の霊場としても有名だそうである。私は御嶽教の信者ではないが、なにか教えを講じているような感覚にすらなった。



そんな感覚の余韻に浸りつつ来た道を登って帰ると、息が切れ、涼しくなった体も暑くなり、案内板に着く頃には余韻は消えていた。



この滝の周辺は、様々な所から御嶽山を臨めるほか、「温泉施設」や「木曽馬の里」、木曽№1の集客を誇るといってもいいアイスクリーム工房もある。秋にはそば祭りも開かれる。開田高原を1日観光するならば、この滝を観光ルートに入れるのもいいのでは…                (uchi)


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