このところ、飲料水への関心が益々高まってきているせいなのか、ミネラルウォーターのペットボトルがスーパーやいろいろな商店に販売されていて、種類も全国の有名な名水から、世界の名水などが所狭しと並んでおり、500mL~2Lクラスまで結構それが売れているようで、驚いてしまいます。日本は水は豊富なはず?なのに(思い込み)、外国から輸入する必要あるのかねえ・・なんて以前は思っていましたが・・。

 そういう私も水には大いに関心があって、結構、各地の名水を集めてみたり(PB)、近場の水場に汲みにいったりして、飲み比べては楽しんでいます。

 

 さてさて、そのミネラルウォーターの一つで、「KISO」という品名の湧水を木曽町で採水して販売している会社が木曽町(新開)にあります。 水源水㈱という水製造販売専門の会社ですが、我が「木曽名水探検隊」としては、どうしても訪れてみる必要性を感じ、過日、訪れる機会を得ました。

 

 国道361号を高山方面にしばらく行くと「上中入」という地区があり、「上中入公民館」が道沿いにあるので、その前を右折し黒川を渡り、上小川沢に沿って約1kmくらい行くと、お目当ての会社がありました。

会社の外観はレンガ色したホテルのようなしゃれた建物で、人の気配はあまりありませんが、中にはいるのでしょうか、電気は点いていました。

 敷地内には天然湧水の水飲み場があり、誰でも飲めるようになっています。これは2006年に会社が完成させた水場です。一口、口に含んでみるとまろやかさがあり、本当においしい水でした。硬度20mg/Lの軟水です。

採水地は霊峰御嶽山東側のふもと、木曽川の源流となる湧水が「KISO」の採水地で、会社から山奥の標高800mのところらしく、「水源涵養林」になっているとのこと。

 この水はスーパー等に販売されているのみならず、過去には何と「東京サミット」にも採用された「名水」だということが判りました。また、航空会社(全日空、英国航空、ノースウェスト、アシアナ、スカンジナビア航空等)、列車、ホテル等にも採用されており、いかにこの湧水が安全性の高い、本物のピュアな「天然水」だということが判ります。

木曽路名水探検隊のブログ-水源水水場   木曽路名水探検隊のブログ-水源水四阿

 

水源水を訪問する前に、昼食を「時香忘」という蕎麦屋で食べたのですが、この蕎麦屋の店内にも「KISO」が置いてありましたし、木曽町内の「サティー」や他の店でもペットボトルの水は販売されています。また、ガラス瓶入りの「KISO」が今年8月に発売されて、市販はされていないようですが、木曽町内では「蔵のBAR松島」で使われて

いる様子です。


 「時香忘」についてちょっと触れますが、これが蕎麦屋らしからぬ(怒られますかね・・)外観で、中もしゃれたイタリアンレストラン風の感じで、蕎麦屋というと古い民家風で和風というイメージだったのですが(私の場合)、イメージが覆されてしまいました。

 メニューにも「いかすみ蕎麦」があり、これもまた「いかすみスパゲッティー」を連想させるようなもので、すごく興味があり、注文しようかと迷いましたが、いまいち踏ん切りがつかず、つい、大勢に従ってしまいました(う~~ん、食べてみるべきだったか・・・後悔)。

木曽路名水探検隊のブログ-時香忘の蕎麦


 「KISO」について主に書きましたが、この他にも木曽町内で採水している会社が、わかっているだけで2社あり、一つは鹿児島県が本社の㈱霧島化商という会社で、「木曽開田高原の奥しみず」という品名で、また、愛知県の㈱中京医薬品が「開田高原の湧水 木曽のかくれ水」という品名で販売しており、いずれも硬度が13mg/Lの軟水で、開田高原周辺にて採水しているとのことです。 (seisyun)