鍵の手といわれる角を曲がると、その先に井戸が…

木曽路名水探検隊のブログ-上ノ段井戸

 「おぉ…とうとう湧水発見か?」

 と第1班の2人はわくわくしながら井戸に直行。

 中を覗くも井戸は涸れていました(涙)

 案内にはこう書いてあります。

「この井戸は、江戸時代中ごろに造られたもので、深さ21尺(6.5メートル)あり、その工法は大変珍しく過去数度の地震にも少しもこわれることなく、昭和の中ごろまで町民の飲料水として用いたものです。
 この水は、清く冷たく、中山道を往来する旅人ののどをうるおし、また、毎年7月22日、23日の水無神社の祭礼には、この水で砂糖水を作って枠持衆(御輿をかつぐ人)に供していたものです。」

 そんなに前に涸れてしまったんですか。残念。

 でも、水は出なくてもいい風景ですね。

 とうとう湧水にはめぐり合えませんでしたが、ここで上の段めぐりはおしまい。

 この日、観光客とすれ違うことはありませんでしたが、上ノ段用水の流れる音と共に、先人の生活の賑やかさが聞こえてくるような気がして、ちょっとタイムスリップした気分を味わったひと時でした。

 次に来るときは、ここから四方八方に伸びている小路を探検したいと思っています。(上ノ段用水 終)(momo)

<上の段地区案内図>クリックしてご覧ください。
木曽路名水探検隊のブログ-上の段案内図