先進地視察に参加された隊員の皆様お疲れ様でした。
 ここでまた木曽町福島の水場探検の報告を。

 今回は木曽川を挟んで福島関所の対岸側にある「権現水」を紹介したいと思います。

権現水 地図

 この権現水は城山(木曽福島城)の権現滝から引水しており(現在は水道水?)、郷土の英雄「朝日将軍」こと木曽義仲公の眠る(実際に埋葬されているのは遺髪)興禅寺の近くと聞いて興禅寺の周囲を探索しました。

 ちょうど雨上がりに初夏の日差しということで、普段はさわやかな木曽路もジメジメするなか、我々第1班(木曽町・王滝村担当)は興禅寺の周り(坂)をウロウロ。
 
 輝く緑を茂らせた木々の下、苔むす石垣の脇の坂を上り下り。なんか背中がじっとりしてきました(汗汗)。「何かこの辺違いませんか?」ってことで周囲に目を配りながら車で木曽川下流方面へ。

 とか言ううちに・・・「あった!!」
木曽路名水探検隊のブログ-権現水
 確かに興禅寺の近くです。名前のイメージから寺の周囲ばかりを探してしまったばかりに汗だくです。

 「権現水」。その名からは、「信仰」や「秘境」といった勝手なイメージをもっていましたが、木曽の「権現水」は道路沿い、生活に身近な場所にありました(水場はたいていそうか)。

 そこの看板によれば、上水道敷設後も近隣の人々の情報交換、懇親の場として親しまれたとか。なるほど。
木曽路名水探検隊のブログ-案内板

 小さな水車がついた小屋(?)から流れ出る冷たい水でじっとりとした手を洗い、そのまま下流方面にあるという「代官清水」に向かいました。(Kami)
木曽路名水探検隊のブログ-水場アップ

<興禅寺>
 木曽の名刹。この地を治めた木曽氏と、代官の山村氏の菩提寺です。木曽義仲公の墓には、巴御前に託した遺髪が納められています。
 見所はしだれ桜と、「東洋一広い枯山水」といわれる「看雲庭」(作:重森三玲)です。
 木曽福島の水場めぐりの際には立ち寄ってみたいスポットの一つです。