イタリア日々雑感。

波乱万丈だった東京生活にピリオドを打ち、
ボールペンを倒して決めた留学,そして生死をかけた大手術・・・
40歳目前の私の目の前に現れたのは、やんちゃでお茶目な7歳年下のイタリア人でした。


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11度、なんて聞くだけで、
なんか凄く暖かくなった気になるここ数日。

ジムから、チェントロにあるアパートに立ち寄って、
マッサージへ行く予定だった昨日。

勢いで結構な薄着で出かけてしまったら、
午後の北風はやっぱりかなり冷たくて、
フードを深くかぶったジャージ姿で、
足早に、車を止めた裏通りのハズレまで歩いていると、
遠くから私の名前を呼ぶ、いや、なかば叫び声。

赤く染めたベリーショート、
がに股で歩く姿..

うそっ。アンナ??

私が初めてペルージャに来た10年前の夏の終わり。
わずか4ヶ月の滞在だったけど、
語学学校に通いながら、
はちゃめちゃな同居人と、まるでコミック漫画のような毎日を送ってた。

アメリカ人のサラ、
ドイツ人のユンスケ、
南アフリカ人のおばちゃん、そして、ドイツ人のアンナ。

坂道を駆け上がる私、
思いっきり走り降りてくる彼女。

抱き合って、顔を見つめ合い、
「なんで~」って言い合いながら抱き合って。

一瞬にして蘇るあの頃の私達の風景。

朝、リビングに行くと、膝を立てた姿勢で椅子に座り、
一日分の巻きタバコを巻いてた彼女。
ダンナさんからの電話を耳に当てながら、
大声で笑ったり泣き出したり。

騒々しいまでのハイテンションなダンナさんとのやり取りが、
私達の目覚ましだった。

確かあの当時50歳になった、と言ってたはず。

その歳から、家を空けて1ヶ月だけの語学留学、
近隣の国の語学に対する壁の低さと、
フットワークの軽さに
感心したし、羨ましく思ったもの。

観光がてらに立ち寄ったという彼女、
残念ながらペルージャを発つところで、
数十分、寒空の下で手を握り締め合いながら、爆裂トーク。

ペルージャのチェントロ近くの裏通り、
行き交う人と挨拶を交わす私を、嬉しそうに見つめながら、
「この街で、生きてるのね」と彼女。

「そうね、彼が居るところが私の生きるとこだけど、
いつでもどこでも暮らす覚悟はあるわ。でも、この街にきっと帰ってくるけどね。」

スッピンの私の顔を、
大きなゴツゴツした暖かい手で何度も撫でて、何度もキスをして、
昔と変わらず騒々しく去って行った。

寒い北風に冷たくなってた私の手も、ほっぺたも、
そして心もほんのり暖かくなっていて、
思わず、くすっと笑ってしまった。

あの当時の同居人、
誰一人として、私がこの街に嫁ぐなんて想像しなかっただろうなぁ。

そして、何の迷いもなく、
ここを「帰る場所」なんて言った自分にも驚いた。

裏通りの再会で、
気が付いた自分の気持ち。

写真はペルージャ雪の日の記録から。2012年2月1日。




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香港からの買い付け、
春夏物の入荷、
セール品の在庫整理、
美容院、
歯医者、
友達宅へのお呼ばれCena
我が家でのお招きCena...

以上、先週の雪で流れた予定消化に紛争した1週間。
まさにドッドッドドッーって過ぎた感。

今宵は友人のコンサート。
ちょっとお洒落して気分をあげるべ、と
ウキウキ、おニューのTory Burchのヒールを試してたら。

「パタータ、こんな靴で歩いたら、パタータみたいに転がるぜ.....」
と半ば呆れ顔のダンナちゃん。(※パタータ/芋)

確かに、まだところどころ雪の残るペルージャ。
おニューのヒールはまさに勇み足。

まずは、転ばぬ靴で出かけるか。

.......

とは言っても、
なぜか今日は、どーしても気分を上げるアイテムが欲しい気分。

なので。

私のToryコレクションに新しく加わった子をデヴューさせます。
ショルダーを外すとポシェットにもなる憎い奴。
可愛いでしょ。
[Tory Burch2012年 春夏コレクションから]




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晴れたぜ!
絶好の家事日和。

親友フィオーレ宅で、
オテンバぶりに拍車のかかる、愛すべきヴィオラに打ちの目されつつ、
もの凄~くのんびりと楽しんだ日曜のランチ。

暗くなりかけた頃に帰宅して、
ベットの中で映画を観ながら眠り込んじゃた私達。

雨戸も閉めずに寝たおかげで?
今朝は煌々と降り注ぐまばゆい光と共に早々とお目覚め。

温かいカッフェをカプッと飲んで、
ジャムをたっぷり塗ったパンをかじり。
エプロン付けて。
さて、いざ戦闘モード。

「暖炉の灰の始末と、ガレージの薪の片付け、モップかけはダンナちゃんのお仕事ね」
「はい、班長!」

窓を全開にして、大掃除。
洗濯物も久々の外干し。
浴槽もきれいに磨いて、気分良し。

そしてBGMは大音量のホイットニー。

午後からお店に出かけたダンナちゃんを見送って、
夕飯用のグラタンの下準備。

大量のアイロンがけを済ませて、
オーブンにグラタンを入れたのが夕方の7時。

あっという間に、久々の家事日和が終了。

赤いマニキュアを綺麗に塗って、
明日は気合いを入れてお仕事します。
 

カメラ昨晩のフィオーレ宅のランチ。
cotechino con le lenticche [ コテキーノとレンズ豆 ]
※イタリアの代表的な年越しメニューのひとつ。レンズ豆は「福を呼ぶ」とされていて、
お金を意味するそう。
コテキーノは腸詰、ミンチしたお肉が詰められてるサラミみたいなもの。

あったかなレンズ豆にほかほかに茹でたコテキーノ、美味しかったぁ。


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2010年に誕生した、ヘアーアクセサリブランド『Piera』
お陰さまで、わずか、2年で、ヨーロッパ各国はもとより、
アメリカ、香港、韓国、とアジアでも販売店を広げています。

駆け出しのPieraを応援してくださった、
銀座サンモトヤマ、シップスを経て、
今期、2012年春夏コレクションから、高島屋、新宿店/ 横浜店/ 大阪店での
販売が決まり、無事に入荷できました。

他、都内のセレクトショップでも取り扱って頂けることになりましたので、
そちらの詳細なども分かり次第ご報告しますね。

ヨーロッパの古き良き伝統のアンティック素材、
手仕事の技、そして、最新イタリアモーダのスピリット。

一点一点、ハンドメイドの温かで柔らかなアイテムは、
懐かしさと同時に、上質なモード感に溢れています。

高島屋さんのセレクトされた商品は、
愛らしい大人の女性にぴったりの品々。

披露宴やお誕生会などのパーティーシーンはもちろん。

真っ白なTシャツやジーンズに、
柔らかな春色のワンピースや木綿のシャツに...
さり気なく合わせて頂いても、きっと素敵です。

今日の時点では、詳しい売り場の情報がありませんので、
高島屋さんに行く機会がありましたら、
「カチューシャ、ヘアードレスのイタリアブランド「Piera」はどこですか?」
とお尋ね頂き、是非、手に取ってご覧くださいね。

応援宜しくお願いいたします。

お子様とペアで楽しめるラインナップや、
Weddingラインも検討中です。

お問い合わせ:
Piera/ http://www.pierawithlove.com
kishie@pierawithlove.com

2012年春夏のコレクションから。


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連日、-6度とか、-7度とか。
いや、まじで寒い。

寒いペルージャが、一段と寒い。

週末は再び冷え込みが厳しくなるとか、
いつもは当てにならないイタリアの天気予報、
こんな時だけ、よく当たる。

さて、今夜は久々の女子会決行。
暖かくしてお出かけしよっと。


@Lago Trasimeno(トラジメーノ湖)寒そうでしょ(笑)

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小高い山を囲むように造られた街、古都ペルージャ。

チェントロと呼ばれる、山頂の中心街と
私達の家のあるマドンナアルタと呼ばれる山の裾野では、
標高100Mほどの違いがある。

たったそれだけでも、かなりの差。

雪だ雪だと、皆が大騒ぎしていた昨日。
この辺は雨。
なんのことない、雨の2月じゃんと、乗り遅れた感の私。

雪国生まれの私的には、
「積雪5センチ程度で大騒ぎって、笑っちゃうよ~」なんて言いながらも、
めったに雪景色になることのない、
見慣れた街を見てみたくて、ちょっぴりウズウズしてたのよね。

坂道だらけのこの街は、ほんの少しの積雪でも充分に日常を麻痺させる。
チェントロに上がるのは敬遠され、
人影まばらな街のお店は臨時休業が相次いで。

そそくさとご帰宅のダンナちゃん。
「雪ん子よ!ちょっくら雪遊びに行こうぜ!」

ご自慢のジープに乗って、
子供の頃良く来たという懐かしの公園までひとっ走り。

オリーブの木に雪帽子。
雪化粧の小さな教会。
誰もいない公園に、真っ白に敷き詰めた雪の絨毯。

うわぁお、待ってました。

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今日は、公立の学校は休校だったそう。

雪道をノシノシ歩いて学校に通った私からすれば、
「へそでお茶をなんとやら」の世界だけれど、
そのくらい、めずらしいのよね、ペルージャの雪。

お出かけの予定は延期して。

薪をくべつつ、のんびりと、
今宵は、暖炉の前で過ごしてます。




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ゆで卵を茹でる度
茹で時間が長過ぎると、うるさく言われたことを思い出すんだよ。

ヒヨコ豆を水に浸けてもどす度、
豆が体にどれだけいいかを、しつこく語ってたことも。

自転車競技への愛情を延々と話すから、
適当に頷いてただけなのに、次の日には本まで買ってきてくれて。
マニアックなあの本、本棚から出たことないんだよ。

ペルージャじゃぁ、良い男は見つからないから北へ行けって、
いっつも言ってたよね。
「ほっといてくれ」って言う私に難問を投げつけて。

私がパスタを茹でる度、「ボクの分も」と近寄ってくるから、
「私はあなたの奥さんじゃないんだから、自分の事は自分でしてよ」って言うと、
こんなこと言う日本女もいるんだなぁ、てビックリしてたっけ。

真夏にシャワーを浴びないから、
臭いから、シャワーしてくれって何度言ったことやら。
ゲラゲラ笑って「たいした女だ」って、褒められてたんだか、なんなんだか。

ぽっちゃりしたお腹を出して、タンクトップ姿で日光浴。
新聞紙で兜を作ってあげたら、大喜びして冠ってたね。
未だに瞼に焼き付いてる。

ダンナちゃんを紹介した時、
「いい目をしてる、真直ぐな男だ」って、
近所の行きつけに繰り出して、二人で乾杯したこと覚えてる?

あなたが私の大学の後輩と一緒に暮らした数ヶ月、
おせっかいを上手くかわす術を持ち合わせていなかった彼女は、けっこう苦労してたっけ。
彼女が帰国してから、私に届いたあなたの長い反省文。

軽く返した返事に、
「君は精神科医のボクを救う術を持ち合わせた人物だ」とこれまたくどい返事だった(笑)

昨年3月の震災の後、
論争を交わすのが好きなあなたの、挑戦めいた文章が届いて、
いつも通りさっくりと、少々味気ない返事をすると、
「ボクは君の意見には同意できない」とまたまた挑戦的なメール。
返事もしないでほっといてごめんね。

シンプソンズが大好きだったね。
大声で笑って観てたね。

「善くも悪くも少年みたいなところが一杯だね」って言うと、
嬉しそうに笑ってたけど、あの頃は皮肉めいたイタリア語は使えなかったんだよ。

心地いい風が吹いてたあの家で、
ノラジョーンズを聴きながら、安いVinoを一緒に飲んだね。
夏の夕暮れ時のあの家は、たまらなく気持ちよかったよ。

幸いにも、私にはあなたとの思い出が沢山あるね。
書き上げたらキリがないほど。

ほんとうに、突然旅立っちゃったね。

チェントロの裏通りにある可愛らしいアパートで、
かなり風変わりな精神科医のあなたと、半同居生活を送った1年半。

ローマでの仕事の合間に、時折ふらっと帰ってくる感じだったけど、
カレーを作ると必ず「匂いがした」って帰ってきてたのは偶然よね。。

今度は、ゆで卵12分で試してみるよ。
恩返しはどうすればいいかな。

Grazie FRANCESCO.
http://www.francescotullio.it/から。

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癌が見つかって、わずか1ヶ月での訃報。
今週の土曜、彼の故郷のBasilicataでお別れの会があるそうです。
お葬式はなしだそうで、フランチェスコらしいね。
彼を知っている皆んな。
今週の土曜(2月4日)彼のことを思い出してあげてね。



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なんだかアタフタは続いてるけど、今日はスイッチオフ。

スペインでお財布を盗まれた妹分が、再ペルージャ、
「袖ですり合うも他生の縁」にて紹介の彼女 )

今回はチェントロにある私達のアパートに滞在。
プチペルージャ暮らしを体感中。

食いしん坊の彼女を、絶対連れて行きたかったデルタの食堂(トラットリア)
家畜と畑はお父さん、お料理はお母さんとおばあちゃん、お給仕は娘さん。
家族で営むトラットリア。
あったかなマンマの味。まさにそのもの。

満腹で帰宅して、暖炉の前でうたた寝して。
最高の日曜満喫中。

ダンナちゃんの幼馴染み軍団の中でも、
ハメを外し度の高かったフィリッポに誕生した第一子、ジョバンニ君。
産まれたて4日目にして「お披露目会」
「ジョバンニがシャンパン開けるから20時集合」って(笑)

そんな宴会やら、
里帰りから戻ってきた愛しい友人との「あけおめ一杯」やら。
久しぶりの中華女子会やら。

遊び過ぎでアタフタなんじゃないかって。
ふふ、そうかもね(笑)

いやいや、明日はスイッチオンで参ります。




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1月も半ばを過ぎたのですが、
どーしても作りたくて、今年も作ってしまった年賀状もどき。

iPhotoからアップルストアで、
トントンとあまりにも簡単に出来て、発注できちゃう、この仕組が憎い罠。
それに、な~んとこのイタリアで、注文して翌日に届いちゃうのも憎い罠。

基本、パソコンなんぞもあんまりしない
遠く離れて日本に暮らす家族、親戚用なので、お友達にはまわりません。

40過ぎていい加減にしないかっ!
と、お然り覚悟のバカップル度満載のカードですぅ。

んま、そういう夫婦も良いんじゃないかってことで、
お許しをば。

PIERA(http://www.pierawithlove.com)
今期コレクション、各日本のショップへの納品締め切りが迫ってまして、
毎日、アタフタしております。

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あれは約1年前。

ペルージャにはじめて出来た、回転寿司屋さん(もちろん中国の方が経営)を
偵察?視察?する為に訪れた時のこと。

目の青い大柄な初老の男性と、
アジア人の陽気なおばさんの夫婦が、
ニコニコ、ケラケラ笑いながら寿司を片手にお互い写真を取り合いっこ。

中国人の店員さんにも英語でガンガン話しかけてたし、
アジア系アメリカ人の奥様かと思い込んで、
微笑ましいなぁと傍観していた。

そこへ、日本人のお友達が入店、
ひさしぶりね、などど立ち話を交わし、席に戻ろうとした瞬間、
「ちょっとちょっとアナタ!!日本人の方!?」とそのご婦人。

「嬉しいわぁ、私も日本人なのよ~!」とドドッと一気に話し出した内容は、
旦那様がスウェーデンの方、現在はスウェーデンに滞在、
でもついこの前までは、ドイツで20年近く暮らし、
その前はアメリカのサンディエゴに長く住んでいたとかで、
ドイツ語は苦手なまんまだから、お互いの共通言語は英語。

見ず知らずのおばちゃんと笑談する私を
きょとんとした顔で見ていたダンナちゃんを見ながら、
「主人はペルージャの人ですが、大学はサンディエゴだったんですよ...」と
言ったか言わないかのうちに「ヘイ、カモン!」と呼ばれたダンナちゃん。

なんと、彼の大学時代のアパートが同じ地区だったとかで大盛り上がり。
ダンナちゃんと同性代の、2人の息子さんもご結婚されて別々に暮らし、、
アメリカの家には誰も寄り付かなくなったから、
いろいろ整理して、トラジメーノ湖のある、マッジョーネの高台に土地を買い
「終の住処」を建設中だとか。

ここには全く知り合いがいないから、ひとつ宜しく頼むと言われ連絡先を交換、
しばらくしたらまたスウェーデンに戻るから、と連絡があり、
建設中のお家を訪ねてびっくり。

このご夫婦、相当なお金持ちのようで、そのお家とやらは、
ほぼ一山を買い取って、トラジメーノ湖を見下ろせる高台に建てられたお屋敷。
狩りさえできちゃうような敷地の広さ。

なんでまたウンブリア州のマッジョーネだったのか、と聞くと
食べ物も美味しいしね、孫の子守りはしたくないから、まぁ適当に遠くて、
それでもたまに息子や孫が来るのには、
楽しみにしてもらえるところがいいでしょ、とケラケラっと。

旦那様の69歳のお誕生日を一緒にお祝いしたのが、1年前の1月10日。
そして、昨日70歳のお誕生日を一緒に祝ってくれと、お招きを受けた。

EUや諸外国に向けて、イタリアでの家購入をコーディネートする専門の会社があり、
移住の手続き、土地の購入や建築会社の斡旋まで一括して行ってくれるのだそうで、
そういえば、語学学校に通っていた頃も、
オランダやノルウェーといったEU圏の初老の方が、
家を買ったからとイタリア語を勉強しにきてたっけ。

ドデカイ屋敷を建設中のこの1年、なんどか通っていらっしゃるのですが、
この間、ドロボーに2回も入られ、家具やら家電製品一式やら、
日本製のお尻が温かくなる、あのトイレまでも盗まれた彼ら。

先祖代々受け継がれた鏡台が盗まれたのが、何より辛いと俯いてた姿に、
悪しきこのイタリアの秩序が嘆かわしいやら、悔しいやら。

わざわざ、この国にお金を落としに来てくれる、
イタリアを愛する外人を狙うとは、悪党どもめ、豪語同断だよ。
(でもドロボーはイタリア人ではないだろうとの推測、あくまで推測)

コーディネート会社にだって留守中の防犯の管理責任はあるようだし、
防犯システムにも加入してるのに、悔しい限り。
お屋敷の完璧な完成には、まだまだ数年かかりそう。

それでも、
「素敵な出逢いもあったから、このままここに家を造るよっ」て、
ダンナちゃんの肩をポンポンっと。

奥様が旦那様と知り合った40年前、日本へ連れて帰りたいと話したとき、
「暗闇に隠れて連れてきなさい」とご両親に言われたそう。
ちょと笑っちゃったけど、きっとそういう時代だったのよね。

70歳の記念すべきお誕生日に、
奥様がご主人に送った品は、ペアルックのティディベア。

彼女が欲しかったものであるのは言うまでもなく、
大笑いするご主人に、つられて私達も大笑い。

とにかくよく喋って、よく笑う、元気で明るいご夫婦で。
オシドリ夫婦でおもろい夫婦。
国際結婚の大先輩。

「僕たちもあんな夫婦になりたいね、いや、もっとおもしろい夫婦になろうぜっ」
とダンナちゃん。

そんな1月10日の深夜、ダンナちゃんの大親友フィオーレに長男誕生。
Violaはおねーちゃんになりました。



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