黒部川源流の百名山は鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳そして薬師岳の四座で、そのうち「薬師岳」だけ登っていなかったため行ってみた。今年は雪が少ない上、雪解けも早く、山荘開けの6月にはすでに夏道ができていたと薬師岳山荘の人が言っていた。
朝の5時ごろ折立の登山口を出て、昼には薬師岳山頂に着いたが、その時から雨が三日間降り続いた。
2016年7月25日(月)撮影
※朝は朝焼けも見られたが?
※折立の登山口1350m。左の休憩所には、「登山届は太郎平小屋で出すように」と書いてあった。太郎平小屋では、先を急いでつい忘れてしまうかもと思った。
※三角点1870mまでは少し急な坂を登っていく。
※三角点ベンチから視界が開けてくる。
※森林限界を超え、高山植物が顔を見せてくる。
※山容の大きい薬師岳が顔を見せていた。
※太郎峠までは、長くなだらかな坂道。
※ニッコウキスゲもピークを過ぎようとしていた。
※太郎平はチングルマが多いが、早くもヒゲ状になっていた。
※太郎平小屋。やはりここで登山届を出すのを忘れた!!
※黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳が見えていた。あぁ~青空で見たかった!!
※中央が雲ノ平。その左奥に水晶岳。
※三俣蓮華岳の肩に槍の穂先も見えていた。
※薬師岳の方は、ガスがかかってきた。
※木道周辺には、花がちらほら。
※薬師峠に一旦下る。
※薬師峠からしばらく沢沿いの急登となる。
※急登を登り切ると、登山道の周囲はお花畑。
※ハクサンフウロなどの花が出迎えてくれる。
※沢を見ると雪がまったくなかった。
※この辺の白い花は、ハクサンイチゲやチングルマ。タンホポやキンポウゲ類も見かけた。
※ガスが一瞬とれて「東南稜」が見えた。薬師岳が大きいことが分かる。
※ガスの中、薬師岳山荘が見えてきた。ここは、天水での営業。
※山荘で受付・昼食を済ませてから、薬師岳に向かった(頂上までは1時間程度)。山荘からは頂上が見えない。
※砂礫に咲く花が目を楽しませてくれた。
※東南稜に続くピークに壊れた避難小屋とケルンがある。これより東側にはいかないように注意。
※積雪期にホワイトアウトすると山が大きく目印もないため、道に迷いそう。五色ケ原方面からの縦走者数人とすれ違った。
※東側は切れ落ちている。
※中央カールと思うが、まとまった雪渓がまだ残っていた。
※薬師岳の頂上が見えてきた。
※頂上には、しばらく誰も来なかった。恒例により一服したら、雨が降ってきた。金作谷カールを見てみたかったが、ガスのため見えなかった。
この後、薬師岳山荘に戻ったが、雨は降り止まず夜は激しく降っていた。翌日は、雨の中、日本最後の秘境と言われる「雲ノ平」を目指します。
ご安全に! そして良い山旅を!!
続く