山形県では、昔から1区は鹿野道彦氏 3区は加藤紘一氏という2大政治家が議席を保持し、
盤石な後援会組織を形成し、選挙では対抗馬を立てるのも憚れるほどの力を持っていた。
山形3区に至っては、加藤紘一氏が政治とカネの問題で失脚し、民主党 斎藤淳氏1期議員を
努めたわけだが、加藤氏が三度復帰すると、組織地盤と地元の厚い信頼(過信)により、
圧倒的勝利をとったもの記憶している。
鹿野道彦は、2世議員であり、民間や公務員経験もなく、政治の世界でどっぷり浸かってきた
人物であり、自民党所属時代は、山形新幹線の着工にただならぬ尽力をしたことでも知られており、
地元への利益誘導型政治家の典型ともいえる存在である。
この二人が議席を失った。
私は山形の政治史において一つの時代が終焉した、そう思う。
今、政治家に求められるのは、インフラ等がある程度揃った日本という国において、
太く厚い中間所得層を創り、安心して子育てが出来、人口を一定数保ち、
安心して老後を送ることのできる社会なのではないか。
よくわからんが30歳だ、