人とはなにか?
生きるとはなにか?
と問うにあたり、避けられないのが
神とはなにか?
である。

ゼブラーマン等の特撮ヒーローを語ってるあたりまでは、
一人のおっさんとして社会人としての苦悩でしたが
突き詰めていくと、こんな問題にまで直面してしまいました(笑)

自殺しないように最終回までに、生きる答えを見つけようと思います(笑)

罰当たりキリガミストひなたが神を暑く語る第41回は

【二重螺旋の悪魔】梅原克文作です。

しらね~だろう。当然です。小説ですから(笑)
私だって漫画ばかり読んでる訳じゃないよ
アイザックアシモフや星新一とか読んでるやい。(SFばかりだな....)

ここからネタばれ











時代は20世紀末
場所は日本

主人公の名は 深尾直樹 28歳

元バイオテクノロジー関係の企業の研究者
現在、遺伝子操作監視委員会の一員
GOOと呼ばれる化け物退治をしている

DNA解析や遺伝子操作が金になる20世紀末(今もだけど)
政府や大企業はこぞってバイオテクノロジー事業、研究に着手

その過程において、バイオサザートを未然に防ぐ、
もしくは拡大しないために政府は遺伝子操作監視委員会を設立した。

とは表向きで、じつは人類の遺伝子を解析した所
未知の生物のたんぱく質が隠されていて、
発見した研究者は、知的好奇心、または功名心により培養。
成長したたんぱく質は知性を持った、怪物であった。

主人公は企業に出向き、表向きはバイオハザード処理
実際は怪物退治。
なんちゃらハンターみたいなのが仕事です。


*バイオハザードとは?
人類に被害をだすような細菌やウイルス、生物が漏れちゃうこと
生物災害とも言う

*DNA
遺伝子情報をコーティングする生体物質。
遺伝子だと思ってください
たんぱく質が元になってます

人間の遺伝子にはイントロンと呼ばれる全然機能していない遺伝子があります。(実話です)

そのイントロンは暗号化されていて、
解読しても意味のないものがほとんどであったが
その中に未知のたんぱく質が隠されていた。

主人公も昔、研究者時代その未知のたんぱく質を発見。
功名心から培養。
カニだか爬虫類だかわからない物を成長させ
自分以外全員皆殺しにあい、運良く化け物は退治でき
遺伝子操作監視委員会にスカウト、現在に至る。

敵は、人間の遺伝子から呼び覚ましてしまった謎の化け物
クトゥール神話からGOOと名づける。
GOOとはグレート、オールド、ワンズ、「旧支配者」

この人類の遺伝子に隠された恐怖の暗号は、
解析も培養も大企業クラスの施設がないと無理なため
事件を公表し、パニックにいたるよりは
秘密裏に一匹ずつ退治したほうがよいと考えている

そのため、稀にこのイントロンの解析に成功した
不幸にも優秀な研究者が犠牲になっている

GOOの能力は怪物じみたパワーと凶暴性のほかに
人間に同化、その人間の遺伝子情報と記憶をコピーすることもできる
また、あるウイルスを人間に注入する事により、
その人間のイントロンから自分の仲間を呼び出すこともできる
遺伝子操作は人類より得意らしい

そして人間のイントロンにGOOの遺伝子情報を隠したのは誰か?
EGOD、エルダーゴッド「旧神」と名づけました。
この知識はGOOに同化され記憶をコピーされる際に
GOOの情報の一部が流れてきたためです。


話戻って

ある日主人公はいつものように企業の研究室に急行
GOOと対面するが、いつもとは違う事態に....

昔別れた恋人をコピーしたGOOでした。
もちろん本物はすでに殺されてます
なんとか撃退しました、

主人公はここであることに気がつきます。
死んでしまったかつての恋人をよみがえらすことができる。

GOOは元恋人をコピーして主人公に襲い掛かってきました。
本物かと問うと、2人しか知らない事実を語ったりと
心理的に揺さぶりをかけられました

そう、記憶もコピーできるのです。

この事実は主人公しか知りません。
この時、GOOの遺伝子操作技術を奪い、
かつての恋人をよみがえらす決心をしました

元恋人の遺体の髪の毛を内緒で回収しました。

いつものように企業の研究室に出向き
GOO駆除の日々を送っていた主人公に事件が起きました。

遺伝子操作監視委員会の研究所にGOOが発生しました。
実はGOOというのは死亡すると砂状になります
これにより化石が残らず、現代までその存在を知られることはありませんでした

つまり遺体を解剖、研究ができないのです。
だから生け捕りし、研究してました。
それが逃げたのでした。

主人公は3人の仲間を失い、自身も重症を負いました。

そして複雑骨折した足は戻らず、
リハビリしても片足は引きずった状態までしか治らないと言われました

引退してデスクワークにまわさせる予定と上司から告げられました

周りからはおめでとうと祝福

なぜなら、生きてGOO退治部門から引退できる職員はいなかったからです。

しかしGOOの遺伝子知識を奪うのが目的の主人公にとって
引退は、もうその機会が奪われたも同然
猛烈に抗議しますが、片足じゃ説得力はありません

しかもさらに追い討ち

手足が麻痺し始めました。
今までの戦闘で、GOOにかまれたこともありました
そのときウイルスが体内に注入されていたのです
幸い、主人公のイントロンから化け物が現れることは無かったのですが
ウイルスの副作用で、体の筋肉が衰え、手足は麻痺し出したのです。

よくて一生車椅子、最悪植物人間
心臓の筋肉まで麻痺したら死亡も逃れません

絶望のどん底に叩き落される主人公


捨てる神あれば拾う神あり

ある女性研究者が主人公の元にやってきます

マイクロマシン外科の樋口という女性です。
現役復帰できるかもしれないと言います

しかし成功する確率は五分五分。
要は主人公を人体実験の材料としてデータが欲しいとの事

(つづく)



主人公にはどんな人体実験が待っているのか?
失敗すれば死亡、成功すれば現役復帰のGOO地獄

主人公の前にはどんな道が用意されてるのでしょうか?

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次回は人体構造の講義から始まります(笑)