三椏の花が咲いたとき photo by フリー写真素材「足成」 山深くおおきな杉の木の下に 三椏の花をみつけたとき 貴方は生きていた標高千四百の高原に ささゆりが咲いたとき 貴方のうしろ姿が写っているいまはこの世にいなくても あなたは私にとって ずっと面影の人だから 姿はみえなくても同じ本当の貴方を知ることもなく 永遠の人として 面影の人として 私の中に生きているこれは自分を納得させる 哀しい言い訳 でも幸せな思い出