桐一葉

桐一葉

美味しい肴と趣味の話

ロードバイクのカギはOttlock(初期型)を使っていますが、色々と不満があるのでアンブレイカブルを買ってみました。

全然レビューを見かけないので、どーなのかなーと思いつつ。

 

 

結論:使い勝手の悪さとトレードオフのコンパクトさにメリットを感じられるならアリ

 

Ottolockと比較するとこんなところ。

 

  良い点 悪い点
Ottolock ・軽い(150㎝で240g)
・たるまないので通しやすい
・3桁ダイヤルが使いやすい
・信頼性が低い
・バックポケットを1つ占有する
アンブレイカブル ・コンパクト
・鍵とベルトを分離できる
・ハリがないので通しにくい
・重い(100㎝で290g)
・シリンダー錠がめんどくさい
・信頼性は未知数

 

Ottolockは適度に硬いし、適度にしなやかです。ベルトの適当な場所を掴んでひょいと隙間を通せますし、丸く型が付いているのでそのまま送れば先端が勝手に戻ってくるので捕まえやすい。それでいてゆるみなく締められます。引っ張ってダイヤル回すだけでロックでき、3桁ダイヤルなので開錠も簡単。鍵をかける点においてはけっこう使い勝手が良いのです。しかも軽い。

半面、適度な硬さのせいで折りたたむことはできず、持ち運ぶには小さく丸めることになります。とはいえそこそこの大きさです。大きい理由の一つは150㎝(60インチ)なこともありますが、ポケットを1つ占有してしまいます。私は輪行バッグをバックポケットに入るサイズにしているので、本当は輪行バッグをポケットに入れて持っていきたいのです。しかし財布とスマホとOttolockでポケットが3つ埋まってしまうので、輪行バッグを入れる余裕がありません。そのため行動範囲が狭くなっています。

そして何より、色々なテストでわりと簡単に切れてしまうことがわかっています。鍵としてはけっこう致命的です。

 

対してアンブレイカブルはしなやかなベルトなので本当にコンパクトになります。そのため他のものと同居する余地があるので、輪行バッグを持っていく選択が生まれます。これは私にとっては革命的な変化です。

一方で、Ottolockと同じく薄くて狭い隙間を通せるのはいいんですが、ハリがないので適当な通し方はできません。両手をきちんと通したいところに持って行って、先端を自分で捕まえに行く必要があります。

また、3桁ダイヤルに慣れてしまったせいもありますが、いちいち鍵を取り出さなければいけないのが地味にめんどくさい。頻繁に鍵をかけるわけでもないですが、施錠と開錠がおっくになります。

加えてOttolockに比べると重い。紹介ページではベルトの軽さは強調されているものの、鍵の重量が一切記載されていません。つまり重いんだろうなと思いつつ買いましたが、やっぱり重かった。Ottolockと同じ150㎝のベルトにすると鍵と合わせて約315gになります。高々75gの差ですが、なかなかの差だなと思います。

 
総評としては、アンブレイカブルの評価ポイントは、やはりコンパクトさ。
鍵はちょっと大きいものの、鍵とベルトを合わせてもOttolockの半分以下の幅しかとらないし、鍵とベルトが分離できるので、入れる場所の選択肢が広いのは大きなメリットです。
使い勝手の面ではネガティブなことを色々書きましたが、コンパクトさにどれだけ価値を見出すかによって、賛否が分かれるだろうと思います。
私?うーん。微妙。