一石、月夜に(無駄)吠える。
戦争で明け暮れた20世紀から21世紀に変わった途端、経済破綻や大震災、そして原発の崩壊を経験しています。
何かが大きく変わっているのは、間違いない・・・
それが何かを見つけたい。
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洗濯機の水が溜まらないのを修理しました。

既に20年以上も頑張ってくれている洗濯機の調子が悪い。

東芝の全自動洗濯機で、僕の単身赴任ライフを支えてくれた。

 

症状は、スタート時に水が溜まらない。

排水バルブが原因だけど、常に溜まらないのではなく、5回に1回くらいが3回に1回くらいになり、最近ではほとんど毎回溜まらない。

でも、運よく溜まり始めると、後はすすぎから脱水まで完璧に動く。

ということは、バルブが閉まったり開いたりする機能そのものは壊れているわけではない。

再スタートするときだけの症状なんだ。

つまり、洗濯が終了した時点でバルブが閉まらないといけないのだけれど、その機能が壊れているらしい。

買い替え時かと思うのだけれど、一応修理のトライしてみよう。

 

さて、裏ブタを開けてランプで覗きながら試運転。

やはり、終了時にバルブが開いたままだ。

ネットに書いてある、異物混入も確かめたけど何もない。

修理の鉄則、叩いてみましょう。

あれっ、プシューって音がしてバルブが閉まったヨ。

何回かトライして、バルブを引っ張っているワイヤーを動かす黒い箱が原因のようだ。

プラスティックの箱を指でトントンと叩くだけで、プシューと閉まる。

 

鏡と懐中電灯で2本のネジを確認しながら、黒いボックスを取り出す。

黒いボックスはネジ5本で閉まっていて、簡単に分解できた。

 

 

最初は、画像の下にある接点不良かと思い、磨いて接点復活剤を吹きかけてみたが、頻度は減ったものの水が溜まらないのは頻発する。

あと、劣化するアイテムと言えば樹脂でできた歯車か、またはコンデンサー。

歯車ならば修理はあきらめるしかなく、黒いボックスごと交換するしかない。

参考までに、黒いボックスの品番はこの画像です。

 

コンと叩いて機能するということは、ステップモーターかソレノイドバルブのパワー不足か?

工程の最後にコンデンサーに蓄電した高電圧でバルブを動かしているのだろう。

コンデンサーは、200V、10μF。

早速、電材屋に行って探してみたのだけれど、耐圧200Vのコンデンサーが置いてない。

ウ~ン、困った!

でも、200v以上でも許容範囲以上ならばいいはず。

(最悪、モーターのトルクが落ちるかも!)

 

ということで、最初の画像の左側にあるコンデンサーを交換しました。

450V、10μFです。

さて、試運転!

終了と同時に、プシューというバルブが閉まる音!

3回やって、3回とも快適です。

 

22年も使ってたらコンデンサーも劣化するのは当然で、それこそ買い替え時なんでしょうけれど、たった98円の部品一つでもう少し動いてくれるのなら、本当に壊れるまでこの子と付き合ってみようと思います。

その後、快適に動いてくれて、僕の洗濯ライフを支えてくれています。

有難う!

 

ビーノのクラッチを分解する。

”2ストビーノの発信加速と登坂力の改善”というテーマで悪戦苦闘して既に3年以上。

確かにキャブ調整でそこそこまで改善したのですが、やっぱり何か足りない。

特に登り坂に差し掛かった時、回転が落ちるまでは勢いよく上るのですが、勾配が急になった途端、パワーダウンというか車で言うとトップからセカンドやローへのシフトダウンができないようなパワーロスが消えないのです。

という訳で、ひょっとするとその印象通りで、オートマのシストダウン機能が動いてないのではないか、もしそうならば、スタートダッシュののろさもセカンド発進するような感じとも受け止められる。

実は、以前にウエイトローラーを交換した時に、セカンダリ(後輪側)のホイールを分解すると、ロックナットがわずかに舐めているのを思い出しました。
多分、誰かがメンテした時に、うまく噛まさずに回して、少しだけ傷をつけたんではないか。

だから、前回のメンテ時でも、41mmレンチで締めても完全に締め切れないような、違和感を感じた。

 

よ~し、それならばと、メルカリで探してみるとリアホイールキットが沢山出ている。

その中から一番安い、ロックナット部分だけのクラッチセットを取り寄せた。

届いてみると、「うんうん、これは完璧!」と、ディスクは使えないけど、満足な印象で、しかし、分解してみると・・・。

あれっ?ホイールナットが41mmじゃなくて39mm!

39mmはHONDA系じゃないのかい?

調べてみると、YAMAHAビーノ系でも、ポッシュ系だけは39mmらしい。

という訳で、39mmレンチをamazonでお取り寄せ。

 

レンチも届きいざ分解!

 

ディスクは今付けているものを移植しますが、

ディスクを固定するスプリングが、なんと強化スプリングなのだ。

画像の上が取り寄せたものに付いていた強化スプリング。

下のほうが、ノーマルスプリング。

4巻きと5巻きの違いと、太さも見るからに太い。

それならばと、センタースプリングも強化ではないのか。

 

 

と言っても、スプリングレートを測れない。

思案の末、取り寄せ分と現行分のホイールローターを組み立てて手で引っ張ってみると、確かに取り寄せ分のほうがかなり固いのです。

うん、間違いない。

ロックナットだけを期待したのだけれど、スプリングも強化型が入っていました。

 

さて、全て分解して、洗浄・グリスアップ、ついでに少しだけ塗装も。

ピカピカになったパーツを見ながら、思わずニヤニヤが止まらない。

何故かピカピカにすると高性能を発揮するという迷信を、私は経験から信じています。

トルクカムもストレスなく動くし、ロックナットもガッチリ締まります。

今回のセッティングは、センスプだけを強化型にして、ディスクスプリングはノーマルのまま。

低速時のシフトダウンを期待します。

 

最近、分解も組み立ても上手になったようで、組付けは20分くらいで完了。

近所の試走では、今までとは全く違うフィーリング。

スタートもグイって出るし、登りもパワーを食われながらも前に出る。

よし、80点!

駆動系の大切さを痛感しました。

 

駆動系が完璧になった途端に、やっぱり動力系の不調が目立ってきました。

いじりまくったキャブやピストン。

悪くはないのですが、バランスが悪いのです。

だんだん本性が見えてきます。

機械は、一つ一つ丁寧にメンテすることが、結局一番の近道なのですネ。

これから夏に向かい、燃調を試してみましょう。

きっと、ビーノの爆発的な本性が顔を出してくれるでしょう。

そして、最後に、プラグと燃料も忘れずにテストして、そろそろ6万キロ。

人間でいうと、80歳、いや100歳を超えているかもしれません。

がんばれVino!

【トレンド探求】今、珈琲が面白い!

テレビの蓋になってる自分を見るたびに自己嫌悪に陥るのだけれど、クルクルとチャンネルを回していると時々ためになる番組に出くわすことがある。

そのほとんどがNHK-BSのドキュメンタリー番組で、少しだけ賢くなったようでホッとします。

 

2か月ほど前にあったのが珈琲ハンターの話で、昨日あったのが美と若さへの珈琲の効能で、2つとも夜9時台のゴールデンアワー。

 

僕の珈琲歴は高校生まで遡り、テストの直前しかやらない勉強には、ラジオの深夜番組と石油ストーブのやかんで淹れる珈琲が必需品だった。

友達からもらった当時は珍しいミルのおかげで、デパ地下で買った豆を挽いてカリタで淹れる。

珈琲の知識など何もわからなくても、大人になったようで、今でも素敵な思い出になっている。

上京した学生生活でも、僕の狭いアパートに泊まるラグビー部の仲間達に淹れる夜明けの珈琲はそれなりに評価され、会社員になってからも珈琲なしでは生きてゆけないと嘯きながら、やっぱり珈琲は生活の一部になっていた。しかし、外で呑むコーヒーは喫茶店の珈琲が精いっぱいで、厳選した豆や拘ったドリップを楽しむ余裕はなく、ただなんとなく体が珈琲を求めているだけの珈琲ライフが続いた。

 

還暦を過ぎて散策をするようになったころ小さなコーヒーショップに巡り合い、どの店も朝8時から開いていることもあってマスター達に珈琲のことをいろいろ教えてもらうチャンスを得た。

昔の年老いたマスターの喫茶店と違って、どのマスターも若くて珈琲を極めるという志と野心を持っていて、僕にとって暇つぶしではなく今ではエネルギーをチャージする場所になっている。

 

そんな時期にテレビで見た珈琲の話。

番組は、幻の珈琲豆を探すということと、珈琲は医学的に美容にも効果があるというテーマだったが、その中身のことではなく、なぜこの時期にこういう番組なのかという課題が私の頭の中から離れなくなった。

珈琲のことで事件があったり、直前に迫る東京オリンピックへの繋がりでもなく、どうしてプロデューサーは珈琲をテーマにした番組をこの時期に作ったのだろう。

世の中のトレンドは自然発生するものではなく仕掛けられるものだと僕は思っているのだけれど、今回もそれの気配がしてならない。

展開する本格コーヒー店や、コンビニにも珈琲マシンが置かれ、スタバやシアトルなどは街並みにも定着しているのだけれど、珈琲とはそんなにビジネスとしてのビッグアイテムなのだろうか。

若いマスターたちが勧める珈琲をよく観てみると、僕が知っている珈琲とは少し違うような気がする。

ブレンドのベース豆だったブラジルとは違うブラジルやあの頃の定番キリマンジェロなどだれも出さず、珈琲発祥の月のキューバ産など全く彼らの頭の中にはないようなのだ。

そのことを質問してみると、作ってないからという答えに当惑する。

どうも、僕が知っている大手の商社が輸入する珈琲とは違う珈琲を扱ってるようだ。

スペシャリティ珈琲、彼らはそう呼んでいることにヒントがあるかもしれない。

 

テレビの番組編纂は、それなりの動機や企みがあってテーマを与えられる。

南米やアフリカ、アジア諸国の低賃金労働力から搾取するそれまでの珈琲と、より品質を追求する魂がこもったスペシャリティ珈琲、今の珈琲ブームは、この後者の方なのだ。

今起ころうとしている、いや、もうすでに起こっているかもしれない珈琲ブーム、これを仕掛けているメディアのアイテムは、スペシャリティ珈琲なのだ。

では、どうして大手メディアを動かす力を持つ大手商社ではなく、何の力もない発展途上国にスポットが当たっているのか。

それらにスポットを当てて得すのはだれか。

 

二つの番組を振り返ると、大手商社を辞めて追いかける幻の珈琲ハンターのことや、珈琲が苦手なゲストにも旨いと言わせる珈琲の追求がテーマで、どの番組が紹介する珈琲は、僕のような珈琲中毒者が好む真っ黒な深煎りではなく、まるでお茶のような浅煎りの珈琲。

確かに浅煎りのほうがフレーバーが楽しめて薬のような苦みが少なく、珈琲が苦手な人にも嗜むことができる。しかし、同時にえぐ味のリスクも増大するからバリスタの技量も求められる。

丹精込めて生産する現地の人々の努力と熟練したバリスタの技量とが合わさらないと、その魅力は生まれない。

得をするのは、中間マージンを省いた現地の人々や小さなコーヒーショップのマスターたち。

それを仕掛けたインフルエンサーはだれなのか。

見渡しても見当たらないし、経産省やUNISEFがそんな純なことをするのか。

もしそうなら、こんな素敵なことはなく、大手だけが可能だったメディアも意識変革の時代に入ったのかもしれない。

 

21世紀に入って20年が経つのだけれど、未だ戦争の時代、大国の時代の20世紀を引きずっている。

80年たって21世紀を振り返るとき、きっと戦争や大国の時代は終わり、平和で国境などない時代であって欲しいし、その素敵な珈琲は、この星の大地が育ててくれるのだから、みんなで地球を綺麗な星に保っているはずだ。

その小さな変革がコーヒー市場であり、変革へのトリガーなのだ。

一日3杯の珈琲が美肌と若返りをもたらすならば、21世紀の人々はみんな若くてスベスベ美肌で、そして、みんなお金持ちに違いない。

 

さて、チョット筆を休めて珈琲を淹れましょう。

 

 

 

ビーノをいじくり回す(スロージェットを加工する)の巻

前回ニードル位置を下げてそれなりの効果が表れたので、方向性は間違っていないようです。

 

オーバーサイズにする

  ↓

空気の流入量も増えるけどベンチュリーの流速も上がる

  ↓

流速が上がるからガスも濃ゆくなる

  ↓

発信&低速(登り)時にカブル

  ↓

ガスを薄くすればよい

 

エア調整バルブを4回転くらい開けたけど、それが限界で、小さなスロージェットがどこにもなくて、ニードルを下げて様子見でしたが、10月に入って寒くなった途端に調子が良くなったということは、やっぱりガスが濃ゆすぎるという確信を得ました。

 

よし!
それなら、手元にある#42のスロージェットを切りましょう。

ということで、23mm長のジェットを20mmに切りました。

加工としては、ねじ込むときのマイナスドライバーの切込みをヤスリでゴシゴシ削ってピンホールの油面が20mmになるようにしました。

 

写真の上がノーマルの20mm長(#46)

下がネットで手に入れた23mm長(#42)

 

さてさて、試走に出かけましょう!

 

ガ~ン!

 

完璧です!

 

低速から高速域まで完璧に加速します。

上り坂もグイグイ上ります。

欲を言うと、発信時だけ若干の物足りなさを感じますが、20㎞/hくらいからトップスピードまで綺麗に繋がります。

後は、エア調整をもう少し詰めればいいと思います。

 

【後述】

一体何年かかったんだろう?

5年、いや7年ぐらいか?

当たり前と言えば当たり前の結果なんだけれど、この原因に確信が持てるまでずいぶん遠回りをしました。

でも、そのおかげで、メカニズムにも詳しくなったし、分解から組み立てまで30分という、プロ並みの手際になりました。

ボアアップ=ジェット拡大という常識は間違いだったという、常識を疑うことも覚えました。

きっと人生にも役に立つことだと思います。

 

ビーノをいじくり回す(ニードルクリップを上げてみる)の巻

もう52,000㎞以上も楽しませてくれるVino君!

オーバーサイズのせいかやっぱりしっくりいかない。

40㎞/h以上に達すると爆発的な加速なんだけれど、それの快感があるゆえに低速のもたつきが気になってしようがない。

 

オーバーサイズ=空気の流量が増える

    ↓

ベンチュリーの空気の流れが増大する

    ↓

たくさんガソリンを吸い上げる

    ↓

  カブる!

 

なるほど、ということは、ガスを薄くすればいいのか?!

 

オーバーサイズの場合、ジェットを大きくする(濃くする)と思い込んでいたけれど、その逆もあるということか?!

 

早速試してみよう。

 

薄くする方法は、ジェットを小さくするのが常道だけれど、発信加速ということはスロージェットだ。

ノーマルは46番。

でも、バイク屋さんに行っても44とか42とか置いてないのよね。

普通の長さのは結構たくさんあるのだけれど、ビーノのは少し短いショートサイズ。

以前普通の長さのを付けたけど、吸い上げ切らないのか全く不調だった。

 

よし、試しだ、エアーを増やしてみよう。

エアクリをキノコ型に変えてみました。

効果は抜群!

低速から高速までグイグイ加速する。

方向性はこれでOKだと確信。

だがしかし、100㎞くらい走った頃、突然絶不調!

信号停車でいきなり吹けなくなって、10㎞/hも出ないノロノロ。

ノーマルのエアクリに変えると、低速不調ながら一応走る。

ヨーく見るとキノコの中がベタベタ。

2ストだから吹き返しがあるのか、キノコのフィルターが詰まってしまったようだ。

これは困った!

 

次のチャレンジは・・・と悩むこと数か月。

ラリー仲間のメカニックさんのアドバイスで、低速から高速のつながりが悪いんじゃないかなか?

ハハーン、それじゃあ、メインジェット側をいじってみようか?

でも以前にメインの番手を落としてみたときは不調になったし、薄くすると焼き付きも怖い。

それに高速域の調子は抜群だから、そこはいじりたくない。

ということで、キャブレターニードルのクリップ位置を下げてみよう。

 

理屈は・・・、

低速で加速しない→アクセルを開ける→空気量は多いけど流速は遅いのでカブる

それなら、ベンチュリーを狭くして流速を上げたらどうだ!

というわけで、ニードルクリップを下げてみることにしました。

手元にある写真で恐縮ですが、このクリップを写真の一番上にして取り付けます。

 

スプリングを外すと、ピンが抜けます。

クリップを付け替えて、再び取り付けるだけ。

簡単です。

 

さて、試走です。

ふむふむ、アイドリングがとても安定して静かになりました。

期待大!

でも走ってみると、少しだけ改善!

多分、エアジェットの調整とかカブってしまったプラグとか・・・、この状態でチューン(調整)してみましょう。

 

方向性は間違っていない(と思う・・・)。

追って、報告しますね。

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