カッコウの卵は誰のもの/東野 圭吾

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本文引用

―才能の遺伝ってのはさ、いわばカッコウの卵みたいなもんだと思う。本人の知らないうちに、こっそりと潜まされているわけだ。・・・・




タイトルは??という感じだけど、

このテーマはすごく壮大で考えさせられるものがあって

さすが東野圭吾!

という感じの本。




でも、ストーリーの流れなんかは

「白夜行」「手紙」

にはかなわなず、少し物足りない。




もし、自分にもすごい才能が隠されていたら?って考えると

「絶対にそれを生かして最前線で活躍したい!」

と思うけど、




それはみんながみんなそう思うわけではなくて

その才能を持て余してしまったり

その才能が壁や障害となってしまうこともあるんだと


この本を読んで、「ふつうの人」であることの幸せを感じてみた。


昔は「自分にもっとこんな才能があれば」と憧れてもみたけれど

自分が好きな仕事を自由に選べて

好きなことをできる幸せな立場なんだな~と。



とはいえ、

努力をすることや

何かを成し遂げようとすることや

日々楽しく生きようとすることは大切ですな。(^-^)