- 珍妃の井戸 (講談社文庫)/浅田 次郎
- ¥660
- Amazon.co.jp
以前紹介した「蒼穹の昴」とも少し関わりがあるシリーズ。
最近、中国の歴史とかそういうのに凝っている私。
内容は・・
珍妃というのは清の光緒帝(西太后の妹の息子で、3歳に即位)の側室の1人。
実際では珍妃は、西太后の怒りにふれまくって(義和団事件のどさくさにまぎれて)西太后の命により井戸に投げられて亡くなってしまったらしいけど、
この本では
「珍妃が西太后に殺されていなかったとしたら?」
という考えをもとに、調査を進めていくストーリー。
聞き込みをする人ごとに証言が違って、
それぞれ恐ろしい。。。
蒼穹の昴に比べて短いし、中国の歴史マニア入門者にはおもしろいかも。
(フィクションだけど)
歴史好きなら是非~。
余談で・・・
実際の光緒帝の后は
面長で本書ではらくだのような顔と例えられた隆裕皇太后さま。
西太后の姪(西太后の弟の娘)。
側室は2人で、1人がその珍妃。↓
(右側ね)![キラキラ★みっこの「ここだけの話」](https://stat.ameba.jp/user_images/20100516/19/kirakira-micco/b2/c9/j/t02200166_0430032510544517029.jpg?caw=800)
もう一人の側室が珍妃の姉の瑾妃。
(これもまた綺麗ではない。丸すぎるため「月餅」と呼ばれたとか。うーん、いじめだ。。)
![キラキラ★みっこの「ここだけの話」](https://stat.ameba.jp/user_images/20100516/19/kirakira-micco/13/89/j/t02200316_0280040210544517524.jpg?caw=800)
ということで、美人な珍妃が集中的に寵愛をうけたらしい。
なんというか・・・、男性は昔からめんくいなのね。
そして、井戸に投げ込むなんて。。さすが西太后、むごい。
↓(左が瑾妃、真ん中が西太后、右が隆裕皇太后)