今日は、聞きコミュニケーションの第1回目。
行動科学マネジメントの第一人者で、『組織が大きく変わる「最高の報酬」 トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント』『「続ける」技術』などの著者としても知られる、石田淳さんの「聞きコミ」をうかがいました。
早川の質問にこたえる石田淳さん(左)
- 組織が大きく変わる「最高の報酬」 トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント/石田 淳
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石田さんが人の話を聞く際に心がけているのは
1)目を見て話をする
2)制限時間をきちんと守る
のふたつだそうです。
「そんな当たり前のこと知っているよ」と思った読者の方、
100%本当に実践していますか?
当たり前のことを当たり前に続けることの難しさ、
あなたも本当は知っているはずです。
この2点は、聞くを仕事にしている私にはとても刺さりました。
まず相手の目をきちんと見ないとインタビューがうまくいきません。いつも目をそらしたり、会話中にきょろきょろしている人をあなたは信用できますか?
できないですよね。
もっとも、私の場合、初対面の際はいきなり凝視すると怖がられてしまうので場が和むまでは相手の眼球の少し下(ほっぺたあたり)に視線をあてるようにしています。
まだまだあります。
石田さんの聞きコミ。
3)仕事上で人と会う場合は、必ず著作を全て読んでおく
これもインタビュアー・ライターとして強く共感しました。
石田さんは、相手がいったい何に関心があってどういうことを考えているのか、あらかじめ紙に書き出してから会うことを心がけているそうです。
確かに初対面で自分のことを少しでも知っていてくれたら、とても嬉しいですよね。
これは何も「著者さんと会う」に限ったことではありません。
初めて会う人(企業)のことをできるだけ調べておく—それは会う人の出身地でもいいですし、趣味でもいい。
企業なら商品のことや新たに展開している事業のことでもいいと思います。
石田さんほどの準備ができなかったとしても、会う人のことをできる限り調べ、共通点などをつかんでおく。
そうするとリラックスして対面することができ、結果的にコミュニケーションを美味く図れるのではないかと思います。
そして最後の聞きコミ!
(4)あらかじめ質問を考えておく
これは(3)とセットで使うのが効果的だと思います。
これもまさに私が普段行っているポッドキャストインタビューそのもの。
インタビューするのはみなさん各界で成功された経営者や起業家の方ばかり。
だからひたすら勉強するしかないんです!
勉強や準備をしていないと相手にばれてしまいます。
それに相手がみんな話し上手とは限りません。
だから、訪問でも取材でも、事前に質問の概要を相手に送って
確認してもらうことが当日の場を円滑に進めていくことにつながると思います。
もっとも、私の場合は仕事柄(3)(4)を実践せざるを得ないので、ある意味恵まれていると思います。
【聞く前の準備】で聞きコミュニケーションの成否は決まる!
まさに、聞きコミュニケーション第1回にふさわしい内容となりました(^^)
今回お聞きした4つの「聞きコミ」は決して目新しいものではないかもしれません。
しかし、こうした「当たり前のことを当たり前」に実践してきたからこそ、
石田さんは非凡な結果を出し続けているのではないかと感じました。
イチローのようですね。
改めて、石田さんの『「続ける」技術』読んでみたくなりました。
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少し先になってしまいますが、石田さんのポッドキャストインタビューもどうぞお楽しみに!
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