アメリカ買い付け紀行『ヒート』
6月16日から24日までアメリカ買い付けでした。
それにしても暑かった。。
それもそのはずで、
カリフォルニアのデスバレーでは、52度(!)を記録した日があったのだそう。
熱波だからか山火事の報告も入ってきて、
予定していたうちのひとつのエリアは行くことが出来ませんでした。
それでも今回は広範囲を入念に見てまわりました。
フリーマーケットへは行かず、
ディーラーのウエアハウスとアンティークモールを中心に。
フリマをカットするのは、11年やってきたなかで初めてのこと。
インダストリアル系など、良いモノはまだまだいっぱいあるのですが、
Kioで扱いたいようなモノがだんだん少なくなってきているので、思い切りました。
(「マダムたちのフリーマーケット」は例外なので、
今回日程が合わなかったのはやっぱり残念でした。。)
しかし、すごい数のアンティークやビンテージを見ました。
嬉しくて一軒ごとに「うわー」ってテンションがあがるのですが(笑)、
とにかく“選び抜く”ことを絶えず意識していました。
(選ぶポイントは状態とかサイズとか基本的なことはもちろんですが、
質感や見た目を大事にしています。
出発前にキッチュなモノのことについて書きましたが、
たとえばキッチュでも“大味じゃない”という部分を重んじているであったり・・。)
とりあえず今日それ(選び抜く)が出来るようにがんばってみよう。
今日出来れば、それが気持ちに反映されて、明日も出来る。
明日も出来れば、毎日出来るだろう。
運もあるかもしれないけど、
地味な作業の積み重ねしかないと、
やるほどに思うようになりました。
今回の買い付け品のひとつ。
このくらいの、何ていうかいわゆるロココ・ロココしていない、
ルイ15世くらいのスタイルのフランス家具が今回とくに気になりました。
Kioがずっと取り組んできたペイントの家具やフィレンツェの家具、
それにハリウッドリージェンシーや他の宮廷スタイルのモノなんかにもぜったい似合うと思う!
この系統のディーラーも急きょ探して何軒かまわりました、
高かったのでリサーチにとどまることになりましたが。。
でもフィレンツェの家具のときもそうだったけど、
大事にあっためていれば、やがてとっかかりが生まれてくるであろうと(笑)
買い付け紀行、これからしばらく続きます。
よかったらまたお付き合いください!