2014年新年のご挨拶 | よっしーのブログ

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浦添市にある「島尻キンザー前クリニック」の院長のブログです。

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明けましておめでとうございます。平成26年の初春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。お蔭様で当院は昨年9月に3周年を迎えました。心より御礼申し上げます。年頭に際してご挨拶申し上げます。

昨年一番の明るい話題は、2020年のオリンピック東京開催が決まったことではないでしょうか。大震災からの復興に力を合わせて頑張っているなか、日本代表の渾然一体としたプレゼンテーションが大きな力を発揮し、オリンピック委員の心を掴んだと思われます。仲良いばかりでなく、力強く自己主張をすること、チームで一つの目標に向かって進むことは、我々も身につけたい美徳であると感じました。

当院の歩みを振り返ってみますと、琉球大学第二内科から與那嶺正人先生が診療応援に来られたことが大きな出来事でした。院長の健診業務がスムーズになり、往診も可能となりました。糖尿病の診療ばかりでなく周辺関連施設に通所中のお年寄りや地域の皆様方のニーズにお応えできる体制となっています。診療が充実するとともに、院長業務を分担することにより医療の質の向上が図られるものと思います。先生の派遣を天の配剤と考え、共に力を合わせて地域医療、および医学の進歩に貢献できるよう頑張って行きたいと思います。

糖尿病診療の要は患者さんの側に寄り添うことであり、適切な知識を持ち、アドバイスし、治療が円滑に進められるよう医師を支えるスタッフがそろっていることです。そのようなスタッフを育成するため、昨年から新たに沖縄県地域糖尿病療養指導士(Okinawa Local Certified Diabetes Educator: OLCDE)という資格が創設されました。当院からも4人の職員が第一期生として資格を取ることができました。それぞれの専門的知識を活かし、診療のレベルアップができるものと思います。また、このようなスタッフの力を借りながら糖尿病患者友の会「こがねの会」が創設され、11月の糖尿病週間期間中にウォークラリーを実行することができました。初めてでしたので規模は小さかったのですが、大きな一歩でした。患者さんとの距離がぐっと縮まったのを感じました。更に会を大きくして今後の活動と運営に努めて参りたいと思います。

システム関係ではフェースブックの公式ホームページを開設し、ITを利用した外来診療時間のお知らせ、糖尿病の食事などについての話題を患者さんにお伝えできる環境を整備することができました。患者さんが利用しやすい物を提供できるように努力して行きたいと思います。

さて、昨年は台風が31個発生し、日本、フィリピン、パラオなどに甚大な被害がありました。台風は沖縄でも身近であり、他人事とは思えませんでした。当院では、沖縄に似た島国であるパラオ共和国に義援金を送付しました。協力して頂いた皆様方に感謝申し上げるとともに、被害にあった皆様方に衷心よりお見舞い申し上げます。今後とも他人を思いやる「惻隠の情」を以て物事に対処して参ります。

国の内外を問わず、働いている皆様を支えるクリニックとして米国退役軍人のための健康診断も継続しております。今年はもっと大きなプロジェクトが控えているようです。我々は、同盟国アメリカを信頼し、民間でできることを最大限協力して行こうと思っています。日本政府は、周辺国の状況を的確に把握し、矛先をかわす工夫と、アベノミクスによる潤沢な経済の補強をお願いしたいものです。

また、これまで世界に冠たる長寿県として名を馳せて来た沖縄女性の平均寿命が、3位に転落したという衝撃的なニュースが昨年駆け廻りました。そのニュース番組で、肥満や糖尿病による死亡が原因であろうというコメントをNHKから全国に放映して頂きました。院長の初めてのテレビ出演に様々な方面から声援を頂きました。バランスの良い食事と適度な運動を心掛けることで、長寿県の復活を目指して全県下で取り組んでおります。当院の役割を再認識し、身の引き締まる思いで過ごしております。

スポーツの盛んな沖縄です。昨年の高校野球は大変強く、九州代表として沖縄尚学高校、美里工業と2校が選ばれる快挙がありました。春の選抜高校野球が楽しみです。今年は午年ですので県勢の甲子園春夏連覇を期待しながら、更なる跳躍の年になるよう今後とも精進し、力強く4周年を迎えたいと思っております。

今後ともこれまで以上にご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 


平成26年甲午1
島尻キンザー前クリニック
院長 島尻佳典