読書。 | きのこのひとりごと。

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道尾秀介さんの「球体の蛇」読みました。


父親から愛情を感じる事が出来ず、そんな男に愛想をつかした母親も主人公を置いて出て行き


父親が東京に行く事になり、住んでいた家の隣家に世話になる事を決めた、高校生の男子。


その隣家は、奥さんと長女が亡くなっていた。


その経緯に至る点で、主人公も関わっていた…



今回は、道尾さんの作品でよく見られる「どんでん返しのどんでん返し!!」的なモノはなく


サラッっと話が流れて行きます。

しかし、これまた道尾さんの作品でよく見られる「それぞれ個人の思い込み」から生じる、ちょっとした違いが大きな違いへと流れていきます。


個人の好みで、この作品の印象がガラリと変わってくると思いますが


まだ道尾さんの作品を読んでいない人には、入りやすいと思います。




ぜひ。