携帯電話:小中学生に持たせないで
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090630k0000m040036000c.html

 石川県議会は29日、小中学生に携帯電話を持たせないよう保護者が努める規定を全国で初めて盛り込んだ「いしかわ子ども総合条例」改正案を38対7の賛成多数で可決した。施行は来年1月。

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 全国に先駆けて石川県が県の条例として、小中学生への携帯を持たせることを是としない方針を出した。
 もちろん、逃げ道として罰則規定はないわけで、そこは親の良識に任せるという事なんだろう。

 実は、我が家は長男が携帯を持ったのは大学に入ってからだ。次男はプリペイド携帯を持たせているが、インターネットを利用出来るようなプランには一切なっていない。いや、別に長男にしろ次男にしろ、自分でバイトして携帯代金払えるなら使って良いと私は思っている。
 でも、小学校や中学校の間ははっきり言えば、必要ないと思っていたりする。こんな条例が出来る前から、我が家じゃ小中学生に携帯持たせる気なんてさらさらない訳だ。

 でも、条例が出来ちゃうぐらいなんだから、持ってる子供もそれなりにいるって事なんだろう。

 防犯の目的で携帯を持つって意味が個人的にはわからない。いや、確かに迷子になって携帯持ってたら探せたりするかもしれない。不審者に連れ去られたら連絡が出来るのかもしれない。塾の帰りが10時とかだったりするのかもしれない。

 でも、防犯のタメに携帯を持たなくちゃならない社会の方が間違っていると私は思うのだけれど。
 それよりも、小中学生に携帯電話を持たせる事で引き受けるリスクの方が、よほど大きいとは思わないのだろうか?

 笑ってしまうのが、”こういう条例が出来れば、子供に携帯欲しいと言われても断ることが出来る”と臆面もなく話しちゃう大人。いや、それぐらい駄目と思ったら自分の子供なんだから駄目だという事を説明しようよ。
 まるで、電車の中でお行儀が悪い自分の子供に向かって”ほら、あのおじちゃんに怒られるから、ちゃんといい子にしようね”とか言う親と同じレベルだ。他所のおじちゃんにしかられるから、とか、条例で決まっているからという言い訳がないとしつけられないというのは親として問題じゃないのかな。



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