「焼け石に水でもやってみる」 | 気になるコトバ

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日経ビジネス Associe 2006.05.02号

p.056-057


「ミキイズム

 ~渡邉美樹が語る仕事そして夢~」


 第25回 “カンボジアで心の豊かさを学ぶ”



ワタミ社長の渡邉さんが

NPO法人 スクール・エイド・ジャパン(SAJ)を通じて

カンボジアで活動されていることを知りました。



学校を造り、

文具を、制服を提供し、

そして、給食提供のしくみを手配。


その給食を

食べきることなく、家族のために持ち帰る子ども。

そして、持ち帰る子どもに、

自分の分の給食の一部を渡すともだちもいるという。



そして、教育。

高校時代の3年間、

日本へ留学させる制度確立への推進。



それから、

過酷な医療状況へのとりくみ。



ちょっとやそっとでは

何もかえられなさそうな現実。



それでも、渡邉さんは言う。


焼け石に水でもいいから、
1つずつできることから
やっていこうではありませんか。


新しいコトに取り組むとき、

いろんなことを人は言います。


 そんなことやったって、

 何もかわらないよ。


 一部の手助けになったからって、

 みんなのためにはなれないよ。


 同じコトを他の人が、

 もうやってるよ。



そうかもしれない。

そうなのかもしれない。


でも、渡邉さんのいうとおり、

放っておくよりはずっといいはず。



つい人のコメントにとらわれてしまう時があります。


でも、

自分がなんでそれをしようと思ったのか。

何を目的に始めたのか。

そこに気持ちを戻せれば、

ブレずに続けていけるのかもしれません。


まずは、1つずつ。