とあるブログにお邪魔させてもらったら、児童書の話題があったので思い出した話を…



幼い頃から本が好きで、更に弟や娘もいるので様々な児童書を読んできましたが



私が1番心に残った作品が『きいろい ばけつ』です



簡単にあらすじを書きますと…



きつねの子がある日外でバケツを見つけて、一目惚れしてしまうんです。


でもそのバケツは誰かの物。
一緒に見つけた友達と
『名前も書いていないし貰っちゃえば』
『でも誰かの大切な物かもしれないよ』
と議論を交わします。



で、出した結論が
『一週間経ってもここにあったらきつねくんの物にしよう』



その日からきつねの子は毎日毎日、バケツに会いに行きました。



バケツに自分の名前を書く練習もしました。



大雨が降った日には、バケツが流されないか心配で、夜にも関わらず見に行きました。



その雨の日もバケツはそこに残っていました。



明日がいよいよ一週間という日…
きつねの子がいつもの様にバケツの所へ行くと…



そこにバケツはありませんでした。



「残念だったね」
「やっぱり貰っちゃえばよかったんだよ」



という言葉を友達がかけますが、きつねの子はただ一言



「これでよかったんだよ…」



と、つぶやくのでした。





どうですか。この切ない話。



この本、私が内容もチェックせずに弟に買ってきたのですが、読み聞かせをする前に自分で読んでおこうと思ったら…



バケツがないページで成人女子ダダ泣き。
(ρдT)。゜。



滅多に本で泣いた事が、ダダ泣き(しつこい)



結局、私はその本を読み聞かせする事は出来ませんでした(また泣きそうだから)



おそらく絶版にはなっていないと思うので、機会がありましたら皆さんも是非読んでみて下さい!

またもや高校生の頃の話。



夏休みに自宅でまったりしていた所に、一本の電話が。


私「はい森川です」

『あーあのね、今お宅の旦那さん預かってるんだけどね』



聞いた瞬間私は、『警察かっ!?』と思ってしまいました…



なにしろ当時かなりの暴れん坊将軍だった父…
警察のお世話になってもおかしくないだろうなぁと疑わざるをえない状況でした。



『で、奥さん?お宅の旦那さん預かってるんだけどーいくら払って貰おうかねぇ』



どうやら向こうは私を母と間違えている様子です。



私もようやくこの時点で、警察ではなく誘拐犯らしいというのが判明。



暴れん坊だった父に加え、反抗期バリバリだった私。

正直顔が綻ぶのを隠すのが大変でした…(鬼畜だな)



で、私の次の言葉は…



「え…えーとあの…私、娘なんですが…」



向こうにとって一番知りたくもない返事を返してしまいました。



意外にもその時は冷静で、返事をしながら「あの暴れん坊をどうやって誘拐したんだろう?」とか考えておりました。



ボケた返答に犯人も戸惑った様子で



「娘さん?お母さんに代わって」


との返事。



代わろうにも近くにいない母の状況を私は正直に説明しました。



「母は今お風呂に入ってるので出られません」



なんというマヌケな返答。



でも本当に入浴中だったんですもの。



「それでも呼んできて」と言われるのかと思いきや、呆れたのか、電話を切られてしまいました…



結局、その電話はイタズラで、父は何事もなく普通に夜帰宅してきました。



心の中で軽く舌打ちしたのは言うまでもありません。



まぁ、でも今となってはイタズラでよかったかなぁ。(かなぁかよ!)