ボランティアさんへの私の回答2(学童保育へ自閉症のお子さんがやって来て) | kingstone page(旧)

ボランティアさんへの私の回答2(学童保育へ自閉症のお子さんがやって来て)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


※これ以前に私以外のたくさんの人からのアドバイスがありました。


 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 良かった・・・私も書き込みの時間があまり取れなくて、で、それこそ「ちゅーーとはんぱやなあああ」なレスをつけてそのままにして送別会に行ってました。

 でも、みなさんであれこれ書いて下さっている・・・・嬉しいっす。

 注意が必要かな、という点をいくつか。

 >まず、構造化とスケジュールですね。人の関係で何とかしようと言うのは
>間違いです。ってかくと語弊がありますが、つまりはそうです。

爆笑。ってか、語弊がある人も出てくるわなあ・・・・

 大事なこと。

 「人との関係が悪くてもいい」ということでは無いことに留意して下さい。構造化(つまりは本人にわかること、わかりやすいように環境を整えること)とスケジュール(見通しが本人に立てられるようにすること)をちゃんとしてあげればそれは必然的に人との関係が悪くなるはずないのですから。

 そして「人との関係が良い」ということを否定とか悪いとか言っているのでは無いことにも留意して下さい。

 なんぼでも、良くなってくれたらいいんですから。

 で、構造化と言うとカードだ、ブースだ、というイメージがあるかもしれませんが、あくまでも「本人にわかりやすいように環境を整えること」です。

 先日、ノースカロナイナのTEACCH部のドカティさんの講演で見せて頂いたある場面で最適な構造化の例として「散歩の時に手をつなぐ」というのがスライドで出て来ました。

 また同じくある構造化の例。家の庭にフェンスを作った。これによって親も安心して子どもを庭で遊ばせることができるようになった。そして道行く人との交流も生まれた、みたいな説明だったと思います。(これには庭にもともと塀を作らないアメリカの住宅、という文化を考えないとドカティさんが我々に見せた意味を取り違えるかな。この点は通訳の方も指摘してはりました)

 これらってある意味、日本の教師に見せたら特に危険(笑)かな、ってとこもありますが、要するにそれくらい柔軟だ、ってことですね。
 
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追記
 一番大切なのはスケジュール(時間を本人が見てわかる)と構造化(場所ややることが本人が見てわかる)だ、ということですね。